手の内でしない方が良い事②
(竪帽子、正面打ち起こしで大三を設ける場合)
①弓構えの時に虎口の皮を握り皮に押し付ける過ぎる事。
②打ち起こしてから大三に行く時親指を握り皮に押し付けながら皮を擦らして回し入れる事。
③中指から肩までの下筋を途中で折る事。(これは例外が有る)
④手の内を回し入れる時に、人差し指や手の甲を使う事。
⑤上押しと手首を下に折る事を混同する事。
ほぼこれ位をベースにすると誤った方向には行きにくいと考えています。
①は引き分けで自然と起こる事なので、やり過ぎはしない事と同じ結果となります。逆に出来るだけ弓に触れない手の内を目指したいと思っています。人差し指と親指を開こうとしても見た目では閉じられているが意識面で異なる。
②はよく豆が出来たり、皮が剥けたりします。大三では整える。
総じて角見と弓を捻る事の違いと上押しと手首を下に折る事の違いは外見上同じ様に見えている。なので残身で判断する事になる。残身(心)は結果で、射を反省するという基本的な考え方は守りたい。