mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

基本を捉える

人の脳は複雑ですが、緊張や危険を避ける為の反射を持っていると思います。例えば雷がなると首をすくめた経験が有りませんか?首を数センチ屈めたからといって落雷リスクが下がるわけではありません。が、無意識に反応します。冷静に考えてみると稲光は光を見た時点で自分には落ちて無い事が言えます。危険などの記憶はDNAにも組み込まれていますが、後天的な学習で記憶している物も多く有るでしょう。

手先が力む事も経験上何例か有ります。圧倒的に多いのが顔や手を払った時の痛さと言えます。特に引く経験が浅い人ほど大きく残る傾向が強いです。正直言って痛い記憶は基本がどうのこうのよりも強く影響します。ギュッと弓を握る人や勝手の手首などを力んでいると思えたなら確認してみましょう。以前に払った傾向が有る場合も多いです。その人の横で「力を抜け抜け」と声掛けても無理な場合が多いです。どう力を入れたら払わないかをきちんと説明してみましょう。そこから余分な部分の力がどこに入っているかを検討して下さい。払わない事を優先するべきで手先が力まないよりも先です。確かに基本は力まないですが、普通に引くと力むから注意しなさいというニュアンスです。基本にはこうした類いの表現が有ります。弓は右手で引くので押手を優先することで結果的に左右のバランスが取れるといった表現です。押手が勝手よりも強くする事とは異なります。余分な力を抜く表現も要る力を抜く事は出来ません。要らない部分が力むから「余分」です。文字表現はきちんと理解したいですね。

「素直に引けばだいたいこうなるから注意しましょう」という視線で基本を照らしてみましょう。気持ちが楽になる方が居れば幸いです。気持ちのストレスは強敵です。

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