息をするように弓を引く
無意識にする呼吸が生理的な呼吸で、弓を引く時の呼吸は区別されると教本に書かれています。
以前書いた歩くという動作について、動作そのものを意識すると日頃のようには歩けないという主旨でした。つまり呼吸を息合いに高める為に丹田呼吸とか無意識から意識に変えてコントロールするように考えると、呼吸そのものがぎこちなく不自然になるかもしれません。
意識的な動作を無意識に出来るように修練を積んで、反射にまでもっていくには相当な練習が必要でしょう。
ここで考えたいのは、正射を目指す事と正射でないと中らない事は別にしましょうという事です。
極論すると、基本通りが正射で、最終目標が基本だと思って良いでしょう。しかも正しい射の「正しい」はそれぞれの段階に依っても差があり、目指す射に依っても差があります。
中たりを取りながらの修正が伝えてきた考え方の主旨です。手の内が出来てないから中らない、会の納まりが悪いから中らない、力んで引くから中らないとあなたに伝えているのはあなた自身かもしれませんね。正射を求めて日々練習する気概から少し自分を解放して、単に的に矢を飛ばす事を楽しむ練習を時折混ぜながらストレスを解消して下さい。