mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

「剛無理」

「竹林射法大意」に目を通さして頂いた時の特に興味深く印象に残っている言葉が
「剛無理」です。勿論、内容は未熟な私が単に読んでうかがい知る事は出来ませんが、弓道教本で見覚えや共通性のある言葉が載っている部分も有って、目を通してみました。
例えば「三重の曲尺」「五胴」「雪の目付」「五重十文字」「大三」「五部の詰め」などです。大正11年に発行されたとされています。「蜘蛛の曲尺」「闇夜の鐘」「弓懐」などの「弓道講義」の中で記されている言葉も有ります。
ところで、「剛無理」についてですが、未熟な私が興味深く見たニュアンスを共感される方がいらっしゃったらと思って紹介させていただきます。
単純に引用させていただきます。


「剛無理」
剛無理とは、理屈を抜きにして、唯強かれの意味で、弓手の剛に随う、馬手の剛は、強きが上にも強きを尊ぶのである。


こういう短い文面ですが、無性に考えさせられます。引取の部(引き分けと思う)の最後に記してあります。「押大目」「左右均等」など弓道の底は知れません。

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