2023年7月のブログ記事
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私はゴム弓から始めて弓を手にしたときは弽を付けて教えてもらいました。堅帽子の控え付きです。昔の話しなので選択肢は少なかった事も有るでしょうが、個人的に善し悪しはわかりません。ただ、堅帽子控え付きは今も多くの人が使っている事からは良しとしています。 弽を付けていると中の指の状態、特に親指は外から見え... 続きをみる
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弓の右側に矢を番えて射る和弓は入木に弓師が打ちます。始めは当然の様に矢は向いている方向よりも右側に飛ぼうとします。それを矢の向いた方向(狙い)に飛ばすための技術が押手の手の内です。これは道具の仕組みなので、高度な技術とは考えなくても構いません。取り敢えず的面に対して弓の右側が的側に出た斜めの状態で... 続きをみる
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射法八節の図は平面図(2次元)です。人は7割ほど視覚から情報を得ているという事ですが、空間把握をして図を捉える必要が有ります。3次元(立体)を頭で描けたとしても、実技で体感出来ないと理解出来ません。体感出来るまで繰り返して身体に覚えてもらう事が練習です。 また実感しても自分の感覚と実像がどうなって... 続きをみる
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口割りが最低線で、頬骨から上唇の間を教本で言う「口の辺り」としています。経験者は口の辺りで、初心者は上唇までなるべく下げる方が良いと思っていますが、会で矢を水平に狙える弓力が引けて無い場合は、1つの上達の段階として会で水平に出来る弓力まで引き分けを修練すると良いと思います。 基本的に取懸けはきちん... 続きをみる
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私の学生時代の同期が母校の弓道場を訪問したら一人の部員が引いたので少し助言して帰った内容を電話で教えてくれました。講義の合間に引きに来た1回生で高校時代は未経験とのことです。「その子はうまくなりそう」と話したので理由を尋ねてみると、「始めて数ヶ月なので変な癖もまだ付いてないし身体に柔軟性を持ってい... 続きをみる
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腕を上げると肩甲骨も動きます。胸鎖関節は2〜3度位の自由度とされているので鎖骨の肩側は余り上がらない代わりに肩甲骨の下側は横に広がります。腕を上げる方向には腕2に対して肩甲骨が1の割合で動く様な仕組みになっている様です。仮に30㌢の長さにすると凡そ10㌢の5分の1程度で2㌢強位でしょう。それ以上上... 続きをみる