武道という根を張った太い幹から弓道という比較的太い枝が出て、更に流派という枝ぶりに分かれていきます。 その一つの流派から更に枝分かれして現在では多くの枝に至っているのでしょう。 樹木は身体の中の有害な物を葉先に貯めて落とし、根元で腐葉土を作り出して自らの肥やしとする新陳代謝をしていると聞いています... 続きをみる
2020年12月のブログ記事
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どの武道も同じ様に修行に終わりが無い場合がほとんどでしょう。自分の限界を突破するには並大抵の努力では難しいと考えています。 第一段階としては対戦する時期が有りますが、前挙げたように私が知る範囲で、例えば剣道大会など中心選手は三段から四段、柔道でも黒帯は四段までで、赤帯や紅白の帯を締めて大会に出場す... 続きをみる
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前回の手の内に関する話の中でも挙げてありますが、親指と人差し指手で弓を挟むという手の内と弓力が手の内に掛かる事で親指と人差し指が閉じてくるという二種類を考えてみても、外見上の違いは大差無いと考えています。この事から自分以外の手の内を観察しても見た目だけで判断する事は難しいと考えています。 似ている... 続きをみる
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高校二年生の時に試合で審判席の着物を着た年配の先生から注意されたエピソードを以前書かせて頂きました。 「君は中たるかもしれないけど手の内の親指が曲がっているから直さないと駄目だよ」と言う言葉です。 的前で引き始めて一年足らずで悩み多き時だったので、必然的に響いた事を覚えています。勿論初対面の先生で... 続きをみる
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矢所が定まらないといった時に手の内は話題となる事が多いですね。弓返りや弦音についても同じです。 手の内の形や考え方は色々有ると思っていますが、唯一共通して始めに会得したい事が有ります。 それは、親指と人差し指の付け根の上を結ぶ線が握りと直角になる事です。直角のままなら少し弓が伏せ気味だったり照り気... 続きをみる
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まずはなんと言おうが狙いに飛ばす事が第一条件です。これは考え方としてほとんどの引き手に受け入れられていると思っています。振り込みや前飛ばしでも的中は取れます。これは否定していません。私にとっては難しいということです。常に同じに引く事が困難だからですが、狙いが的に入っていれば多少のブレや離れの引っ掛... 続きをみる
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基本とは最初に学ぶ物という事はだいたいの方は納得していると思っています。では弓道以外ではどうでしょうか?基本的な事を一通り習った後は実戦、あるいは実践しそれぞれの個性に合った応用へと進んで自分の特徴を生かして進めていきます。いわゆる自分の武器を磨く段階に入ります。そうした中でやはり壁にぶつかると「... 続きをみる