mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2021年9月のブログ記事

  • 心持ちについて

    いつもの通り個人的な見解です。的中を得るために弓とどう向き合うかは人に依ります。どれが正解なのか?はその場その場でも変わるでしょう。弓を神格化して捉える人もいますが、同時に道具である側面も忘れてはいけません。道具だから大切にするという事です。大袈裟に考えなくても普通に手入れすれば良いでしょう。「撤... 続きをみる

  • 身体の仕組みを使う部分について

    肋骨の下部を少し持ち上げると腰骨が少し前傾し首筋が伸びるという人の元々持つ連動を紹介した事が有りますが、縦線の伸びはこれだけで充分です。胴造りをこれだけに絞って実践しています。学生時代はどちらかと言えば「ひさこ腹」に近く骨盤を立てて固めていましたが、それはたぶん練習中に先輩から前に後ろに腰を押され... 続きをみる

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  • 狙いについてのお話です

    皆さんそれぞれの狙いが有るでしょう。問題は狙いは的に付いているか?です。しかし、弓力よりも上や下の場合もあるし的芯よりも前や後ろも有り得ます。ここからは私個人の狙い方として進めてみますが、正誤は関係しません。 身体や足踏みに平行に矢は構えます。高さは籐の何番目とかは関係なく床と水平に構えます。構え... 続きをみる

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  • 手の内について⑤

    残るは人差し指です。結論から言うとピンと伸ばしたりぎゅっと曲げたりさせない方を選択します。最終的には親指の先よりも少し前辺りに向けます。その状態は三つの関節が自然に曲がっている感じです。腕をだらんと下げた時の何の意図もない状態が目安です。曲げた感じが解りにくければ、親指の先に先同士を付けて輪を作っ... 続きをみる

  • 手の内について④

    今回は中指ですが、常識の観点であろう基本を中心にしないでいつもと違う見方が無いか?検討します。 常日頃から気になる事をまず挙げておきます。高段者や称号者の方にも多く見受けられる事ですが残身で人差し指が弓を掴んでいる方々です。手の内の力が抜けて理想に近づくと弓を取り落とすリスクが増えるせいでしょうか... 続きをみる

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  • 手の内について③

    薬指ですが動きは小指と対にした方が馴染みが有ります。しかも小指よりも活躍するので初心の時はかなり使われる気がします。偏見気味かも知れませんが三指の中で薬指が飛び出てる手の内も見かけます。実際には小指も使いたいと思って手の内を入れようとするとより使いやすい薬指の方が先に働く事の結果かもしれません。そ... 続きをみる

  • 手の内について②

    親指側を上筋、掌底側を下筋と考えて良いでしょう。手の内側に有る二本の筋は人体的には無くても良い様です。他の筋が切れた時の代用として切り取って差し支えないという事です。昔はこの筋が効く様な手の内とか手首の角度等色々考えたこともありますが、あまり影響無いらしいです(^^;。一つ言い訳すると親指の付け根... 続きをみる

  • 手の内について①

    今回は親指です。 綿所を固くして弓力を受けます。結局角見は親指の付け根というよりも綿所の緊張感と弓力の受け方に依ります。親指の付け根に意識を注ぐ事は大切ですが、綿所と親指が「く」の字に曲がっていると見映えも効きも今一です。人差し指の付け根と同じ高さに親指の付け根を下げて握りに直角とすれば綿所と親指... 続きをみる

  • 伝わるかは不明ですが手の内の感覚的な部分に触れてみます

    昔は弓を親指と人差し指で挟む事を試みた事が有りますが、16~17㌔位の弓力からは自然に挟まる様な感覚になってきました。むしろ人差し指と親指を広げて虎口の皮を張る方が難しいと思います。弓返りを弦が腕に当たる位までと考えれば挟む場合は90度か270度で止まると思います。弓返りの正解は270度で止まると... 続きをみる

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  • 現時点での手の内(押手)の最善の捕捉

    手の甲が力まなければ良い手の内に近づくと思われます。普通に考えると指先の力と手の甲の力は連動しているので、指先と手の甲の両方を力まない手の内はかなり高度な技術になります。始めは力まないというよりも三指のどれかで握りを引っ張ったり指を使ったりする状態は作りたくないと思います。弓返りに関心が向くとどう... 続きをみる

  • 現時点での手の内(押手)の最善

    人差し指と親指は付け根を使うが虎口の皮はべったり握りに付けない。 綿所だけでなく掌底にも均等に弓力を受けさせる。 小指は握りを掴むより掌底に弓を当てて安定させる事に意識を注ぐ。 三指は揃えても第二関節にはゆとりを持たせべったり付けない。 弓に直角の基本は親指だけでなく三指にも意識する。 人差し指は... 続きをみる

  • 親指の爪の向きについて

    手の内を考える時に共通する事が親指の爪の向きだと考えています。小指と親指を対に手の内を考えても親指と中指を対に手の内を考えても掌底や虎口で手の内を考えても親指の状態で手の内の感覚は変わると思われます。 押手は伸ばし切らず小豆一粒の余裕を持つと言う様に親指を伸ばす手の内を選択していても伸ばし切らずに... 続きをみる

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  • 手の内で中りを取るとどうなるんでしょう

    皆さん気になりますか?何も問題なければ手の内を磨いていけばかなり的中は取れると思われます。起こるとすれば何が起こるか考えてみます。今までの話の流れはひとまず置いて経験した事や予想出来る事を挙げてみようと思います。 角見を効かすと称して弓を引き分けで捻ると何本かに1本は矢を前に弾きます。弓を捻る事と... 続きをみる

  • ゼロポジションについて

    かなり前ですが、整体の面からゼロポジションを紹介しました。足踏みと大三にそれぞれ絡めての紹介です。 足は腰骨から床までと矢束に開いた凡そ正三角形の状態、足裏の角度を60度に開いた状態が身体に負担の掛かりにくいとなる事です。ほぼ足踏みと同じです。肩はと言うと、整体師さんの言葉を借りればお菓子のグリコ... 続きをみる

  • 正面の大三

    打ち起こしが低いと大三が低くなりがちですが、イメージとして上から下に引く事と前から寄せてくる事を同時に考えて引きます。ここで元々斜面から正面打ち起こしが派生した事を考えます。斜面の打ち起こしと正面の大三は同じ高さになるのか?という事です。私の知る限り本多流は打ち起こしは高く大三は身体に近い事を良し... 続きをみる

  • 大三と親指の次策

    圧倒的に大三では親指を的に向け手の内を水平に構える人が多いと思っていますが、押手を目付節に勝手の肘も同じ様に伸長させると押手の手首は折れた状態になります。流派に依ってはこれを鵜の首と表現する事も聞いてますが、私自身はこの事が五重十文字に照らしてもずっと引っ掛かってきました。押手の手首を大三の状態に... 続きをみる

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  • 大三と親指

    手の内は重要でしょう。しかし手の内に固執し過ぎない事も考えて下さい。角見が弓力を受ける事は誤ってないですが、バットやラケットで言うと手の内はグリップの部分で作用点よりも支点と考えてみたいです。体幹に弓力を伝える先端が手の内という感じです。したがって体幹から真っ直ぐに角見まで或いは虎口までつながる必... 続きをみる

  • 手の内の出発点を考えます

    弓力は手の内だけでは受けられません。したがって引き分けに入ると骨、関節で受ける事を考えます。腕を伸ばせばかなりの力に耐えられます。例えば倒立などを想像して下さい。多くの場合腕は体重に耐えてくれます。腕を曲げるときついですが、伸ばせば大丈夫でしょう。自分の体重と弓力を比べてみて下さい。もしも可能なら... 続きをみる

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  • ここらで一旦現在の私の弓道を挙げてみます

    射法としては左右均等です。技術面としては左右対称です。全ての事はこれに照らして進めているつもりです。つもりと言う事は所詮は自分の感覚が元となるので常に客観的にはどうか?という事を同時に意識する感じに思っています。 足踏みや胴造りは極力力まない方向を自然体と考えています。「骨を射る」は関節に無理の無... 続きをみる

  • 技術として大事な事について

    技術は多様ですが、人一人が出来ることには限りがあります。以前にも話題にしましたが首尾一貫した射を実践するために取捨選択が必要です。大筋ではどんな引き方にしても共通する事はたくさん有ると思われますが、自分の射の要になる部分はきちんと選択したいですね。弓道の難しさはそれぞれが思う要の有り場所が違う事に... 続きをみる

  • 競技としての弓道

    悩みが無くならないのは欲が出るからで、しかも「向上心」と「欲」 の区別は自分では気付きにくく、もっと上手くなりたいという素直な気持ちに従って練習している事は珍しくないと思います。一つ出来れば次はこれ、それが出来れば次はこれと結局練習にも気持ちにも終わりは無いでしょう。何事もゲームの様にクリアして終... 続きをみる

  • いったいどうする?

    「左右のバランス」と「左右均等」を微妙に勘違いしてるかもしれないと思った時期の話しです。 注意した表現は「矢筋の張り」です。矢筋が手先に有る感覚、手先の力を抜く、肩で押す、上に上に引く、会が引き分けの延長などです。これらがごちゃ混ぜに頭に有ってどれも中途半端で結局は的中中心に矢数を掛けていた時期だ... 続きをみる

  • 射即人生と前後の澄まし

    弓道に関係する知識として手元にある本を挙げます。本格的に読むと大変難しいので全部理解出来ていませんが、興味を引く箇所から少しずつ読み広げて行く感じです。 解剖学的関節としては肩甲上腕関節・肩鎖関節・胸鎖関節の三つで機能的関節として第二肩関節・肩甲胸郭関節の二つが有るようです。この五つの関節運動が連... 続きをみる

  • 取り懸けの具体策の続き

    弽の堅帽子の先が脇正面から見えていると注意された事があります。学生時代に仕入れた知識で「親指の爪に豆を乗せて弾く感じが離れ」という事がありました。書籍で目にしたこともあります。高校大学とそんな意識で勝手の離れを考えていたので癖が付いています。親指の先を押さえて引いても離れは出ますが、意識の面では違... 続きをみる