mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2023年12月のブログ記事

  • エッセンス⑧

    打ち起こした時の矢は身体と平行にしていますか?大三ではどうですか?引き分ける時に身体と平行に矢を動かしていますか?これを基本としてひたすら繰り返して引けば徐々に身体の力みは取れていくでしょう。問題は打ち起こしから大三に向かう時です。正面打ち起こしでもっとも悩ましい難所と言えるでしょう。 この時に矢... 続きをみる

  • エッセンス⑦

    1動作1息。1動作の行程を半分にして吸うと吐くを均等にします。歩いたり礼をする時の様に息でリズムが作れると良いでしょう。 例えば打ち起こしなら吸いながら上げて上げきって吐くのではなく、腕が水平になる辺りから吐き始めて、指定の高さに上がった後も縦に伸びながら吐ききり、吸いに転じる時に引き分けに移って... 続きをみる

  • エッセンス⑥

    「真っ直ぐ立って真っ直ぐ引く」事を最初に習いますが、最終的に求める事も「真っ直ぐ立って真っ直ぐ引く」事です。胴造りは不動では無く、射の運行に従って変化します。弓構えは柔らかくして五重十文字は会で定まると考えて引きます。手の内も弓構えで調えて大三で定まると考えます。定まると言っても引き続ければ弓力が... 続きをみる

  • エッセンス⑤

    「手の内はなるべく弓に触れない」と聞き覚えが有っても「角見の効き」「弓返りや弦音」「的中」に゙意識が向くとつい忘れがちに゙なります。足踏みや胴造りの様にまず意識する事があります。弓の握りに対し左手指を色々接する方向ばかりになっていませんか?弓構えで手の内の調え方は多くは無いので最低限意識する事を前... 続きをみる

  • エッセンス④

    手の内と会で張り合う部分は右肘で、取懸けではありません。しかしながら射全体から言うと会で張り合う部分は両肩・両肘・両肩甲骨などです。一般的に手先で張ると離れで弛む事になります。それは張ると力むの違いを理解出来ていないからとも考えられます。したがって私達は力んだ所から余分な力みをとるために練習してい... 続きをみる

  • エッセンス③

    身体を使って的を狙います。押手で狙う訳ではありません。視野は狙いに引くために磨きます。鏃と筈、当然矢の向きが狙いです。狙いに対する空間把握を磨くには、足踏みと腰と身体のいわゆる三重十文字、肩線と矢の平行、床と矢の水平を目視しないで把握出来るように矢道弦道がブレない様に繰り返して練習していきましょう... 続きをみる

  • エッセンス②

    左右均等の左右は胸の中筋と背骨を中心にして右左で、右腕と左腕ではないですね。力の入れ具合以外の形や型の左右均等を意識してください。 「押手から」という事は押手が音頭を取り勝手が追従する様な感覚で「押手を強く」ではありません。入場する時の大前が先導して後が従いますが、全体の息は合う様に心掛けます。押... 続きをみる

  • 弓道のエッセンス①

    「足踏みを射位と直角に開くなら左足先は的の正面に正確に出さなければ的からズレてしまう」当たり前の事を今更何?と思う人も居るでしょうが、要は的の真ん中と左足先を結んだ線の延長線上に右足先を合せるのが基本です。逆に言うと右足先を的の中心と左足先の延長線上に出せるなら、左足先の位置はそれ程厳密に考えなく... 続きをみる

  • 左右均等に弓を引いた感じ

    「左右均等」を「横線」だけのイメージで考える事を避けるお話しです。 左右と聞けば両腕と簡単に結びつく様に思いますが、縦線も左右均等が大きな要素です。足踏み胴造りが射の土台である事に異論はありません。足踏み胴造りの土台も左右均等の上に成り立つ物です。つまり、射法八節の全てで左右均等を前提に考える必要... 続きをみる

  • 初心者と一緒の練習

    初心者教室を終えて2か月余り、担当していた初心者の方と週に一回ですが、一緒に引かせてもらっています。 ゼロからの出発なので、上達の早さには頭が下がります。私はと言えば同じ処をぐるぐる廻っているだけで一向に進歩しません。ある程度弓が引けてくると誰もが経験する思いではないでしょうか。 しかし私達も弓を... 続きをみる

  • 射法八節の運行

    まず射の流れについてです。積み上げた後捨てていくと理に叶うと思います。 基礎練習と同じ様に、体得するまで繰り返し反射的に動けるようになれば次の一歩進んだ課題に取り組みます。体得した動きは無意識に動けるので意識からは消していきます。 一つ一つ地道に練習して基礎を積み上げていき、上に向けて精進します。... 続きをみる