mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

エッセンス⑥

「真っ直ぐ立って真っ直ぐ引く」事を最初に習いますが、最終的に求める事も「真っ直ぐ立って真っ直ぐ引く」事です。胴造りは不動では無く、射の運行に従って変化します。弓構えは柔らかくして五重十文字は会で定まると考えて引きます。手の内も弓構えで調えて大三で定まると考えます。定まると言っても引き続ければ弓力が増して身体に掛かるので大三からは何もしなくても変化します。重心は一定にと考えますが、やはり弓力との関係で変化するでしょう。故意的な動作が余分になりやすい理由は、弓力に沿っていないからです。看取り練習の難しい部分は、外見は同じ様に見えていたとしても内面的には全く違う場合が有るという事です。「真っ直ぐ立つ」という事は、下げ振り(垂直を測る道具)で測った様な垂直では無く弓と身体の位置関係です。「真っ直ぐ引く」も機械的な直線では無く、例えば、意識的には丸く引いても見える姿は真っ直ぐという事です。「結果的にこうなる」という事を形で求めても難しいですね。

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