mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2024年2月のブログ記事

  • 手の内を簡潔に

    手の内は難しい技術だと言えますので、なるべく簡単に考えてください。難しい事は簡潔に、簡単に思える事は慎重に考えていきましょう。射法八節の図解や教本第一巻を傍らに練習しているなら、手の内の調え方は多くはありません。少ないにも関わらず守れていない状態になっているならば、練習する間に偏見や主観に惑わされ... 続きをみる

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  • 「手の内」簡潔5

    「人差し指は曲げても伸ばしても良いが下に向けてはいけない」とある基本はどういう意図でしょうか?中押しにするためなのか?正しい上押しを造るためなのか?どう思いますか? 手の内など個人差の有る基本は目的を理解しようと試みてください。人差し指を下に曲げると何が問題なのか?が理解出来れば手の内も今より少し... 続きをみる

  • ここいらで、弓を引くならこれだけは言っておきたい事

    弓道はなによりも考え過ぎにならない事が大切です。目的を持たずに練習する人はほとんど居ないでしょう。人それぞれに理想の射が有ると思います。その射に向けて練習する事は大切です。 練習は自分の理想に近づく為に足りない部分や出来ない部分に絞って効率的に行うと良いでしょう。つまり出来ない、出来ていないが現状... 続きをみる

  • 「手の内」簡潔4で手の内の出発を考える要素

    弓力は大雑把に言うとほとんどの場合に身体に掛かります。弓力を受けると考えても弓を押すと考えても、左手の指を曲げる方向に力を入れる事は逆方向と言えるでしょう。指を曲げる方向を色々考えても、弓力に対抗する形にはなりにくいと考えてください。唯一、内圧が消えない様に弓の動きを止める場合は有るかもしれません... 続きをみる

  • 手の内簡潔3

    握りへの当て方、正しい弓の持ち方、指を力まない方法を習い、練習する技術が手の内です。 目的は「弓力を受ける身体に弓力をきちんと伝える」と考えてください。手の内で弓力は支えられません。指の力で弓力を支えるのではない事を理解してから修練します。力で支えない、加わってくる力に対して柔軟に対処する感覚を手... 続きをみる

  • 「手の内」簡潔2

    ベタ押しの定義は、前回挙げた単独では曲がりにくい親指の第2関節が弓力で曲げられた状態で、進行すると綿所の殆どが握りに付いてしまいます。 また、親指の爪が脇正面から多く見える様に寝てしまうと、握りを親指が巻き込む方向に向くので避けましょう。弓力が掛かると爪が上を向くように動く位置を模索してください。

  • 手の内について

    手の内のイメージで1つ大切な事を挙げますのでよく考えてください。 まず親指の関節三つを確認しましょう。人差し指や中指など親指以外の指の付け根は手の甲を見ればすぐ解ります。それと同じ親指の関節は綿所の中に有るので目では見えにくいです。骨格から言うと親指が握りと接する部分は親指を動かす主な゙関節ではあ... 続きをみる

  • 「手の内」簡潔1補

    親指の付け根を当てる要点は、「弓力段々と掛かるにつれ親指がどうなっていくか?」を考えるという事です。 勿論弓力に負けて付け根が押し上げられると良くないです。良いと考えている当て方は、引くにつれ親指が立っていく様な当て方です。爪が完全に天井を向く必要は有りませんが、爪が脇正面に向くと曲げて弓を握りや... 続きをみる

  • 「手の内」簡潔1

    スタートは何と言っても親指の付け根を弓へどう当てるかです。 小指から調えても、中指と輪を作っても、五本の指全体で握りを゙持っても、結局は親指の付け根をどこにどう当てるかで、同じ射法を目指しても手の内は変わります。それに引き方の癖を掛け合わせれば、同じ場所で同じ人に習っても射は人それぞれになるでしょ... 続きをみる

  • 引き方の練習

    弓の引き方を的中の取り方と区別して練習すると良いですが、簡単に割り切る事が出来ません。剣道を熱心に練習する人に「どうやって人を刀で切るのですか」と聞けば必ず怪訝な顏をされます。柔道や合気道、空手など武道と真剣に向き合っている人へ同じ様に「人を倒す方法を教えてください」と聞いてもたぶんすんなりと教え... 続きをみる

  • 引き分け一旦まとめ

    矢の挙動を感じながら行う事がやはり一番大切かもしれませんね。握りの上端が鏃の高さで、右手の人差し指と親指の間が筈の高さです。肩根から45度脇正面に上げた面を鏃と筈が通ります。この斜め最短距離で会に向かう引き方が一番省エネです。エネルギーを節約出来る事は力まないに通じるでしょう。まずはここを意識して... 続きをみる

  • 「引き分け」簡潔4

    引き分けに依る離れの傾向を大雑把に挙げてみます。 矢筋に引く意識が強くて矢束よりも引き尺が長いと右肘が落ちる離れになりやすい。 身体に引き寄せる引き分けで、会の直前に無理に寄せると前離れになりやすい。弓に割って入る意識の強い引き分けだと重心が脇正面に倒れやすい。 手先の意識が強い引き分けだと右手指... 続きをみる

  • 引き分け2の補足。

    「大三の準備」という表現の打ち起こしは、左肘が伸びた打ち起こし、手の内を回し入れやすい打ち起こしなど身体と意識の左右均等が崩れた状態です。矢の向きが鳥矢や前向きです。

  • 「引き分け」簡潔3

    弽溝を弦が引く力と右肘を動かす力の相対バランスが引き分けで、押手が弓の力を忠実に左肩へ伝えられればより良くバランスが取れます。 右肘に力が無いと弽を引っ張られる部分(つまり手先)に意識が偏り、指をしっかり使う結果になっていずれ離れに影響します。右肘だけでは引けませんが、右肘が弱くても引けません。

  • 「引き分け」簡潔2

    打ち起こした時に付ける狙いを意識します。打ち起こしは打ち起こしを考え、大三の準備はしないで円相を崩さない。大三も連続動作ですが、大三中心にならない様に打ち起こし自体を考えます。

  • 「引き分け」簡潔1

    足踏みの後で物見を入れる時に゙肩線が動かないように注意します。円相(左右の腕の曲がりと肘の向き)を弓構えと打ち起こしで合せる(正面)

  • 引き分けると引く

    上げ足を取る様ですが引き「分ける」には技術が必要で初めは右手を使って引きます。「押すのは左手で右手で引く」様なイメージを持つ事から始まる場合が多いです。右肘を伸長させて右肩を伸ばす事に意識が向く様になるにはかなりの理解が必要になるでしょう。本来はそこから左右均等に引き分けられる様に修練が始まると思... 続きをみる

  • 「引き分け」

    引き分けは、矢と弦と弓の軌道を基準に弓を引くと考えて身体を動かします。今回は細かいニュアンスの違いを伝えます。極端な表現をしますので、柔軟に受け止めてください。 鏃と矢筈の動いた軌跡だけが残るような映像を撮れる機械が有るとします。人の身体は映りません。自分の意識の向く場所を手の内や肩、肘などから外... 続きをみる

  • 今までに弓道に関する事で質問を受けた内容について

    頻度では「手の内」「大三」「離れ」の三つが多いですね。 「手の内」は引かずに弓を手に持って色々しても実際には弓力が掛かるので上手くいかなくなります。つまりは弓の持ち方ではなく弓力の受け方と弓力を利用する方法として考えるべきでしょう。弓力の邪魔をしないで、弓力に依って締まる或いは効くと考えれば、能動... 続きをみる