mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2021年1月のブログ記事

  • 引き分けと会で私のちょっとした感覚

    大きな意味で弓を引く時にどうしても勝手が強くなりやすいので、押し三分の二、引き三分の一と意識する事で左右均等になるという射法訓の一部を解釈してきました。しかし、ある程度の経験を踏めば押手が大切だという事は感じられるでしょう。つまり意識が押手側に集まりやすいとも言えます。私自身も例に漏れず押手側に意... 続きをみる

    nice! 1
  • 引き分けの次に会に入りますが

    私自身の癖ですが、昔から引き分けに時間を掛けている様に思ってきました。よく言えば慎重に引いている、悪く言えば色々してしまっているという感じです。自分の一番の悪癖だろうと気にしている事は、鼻の辺りから押手の肩をグッと伸ばす仕草が会へ入る前に傍目からも見えている事です。不要だと言われる事もありますが理... 続きをみる

    nice! 1
  • 再度引き分け

    「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ離す」とよく教えてもらいます。 真っ直ぐ引いての「真っ直ぐ」についてですが、言葉が簡単な割に多くの含みがあると考えられるでしょう。 まずは身体を捻らない事。縦に真っ直ぐ立つ事が第一ですね。次に三重十文字です。捻れの位置にならない様に肩、腰、足踏み線を一致させるを真っ直ぐと言... 続きをみる

    nice! 2
  • 引き分けの補足

    学生時代から一番射が変化したと感じている部分を紹介します。 学生時代は大三での手の内の向きを的に回し入れて掌底を水平に構えて弓の握りと手の内の十文字を基本の通りに造る様にしていました。左右均等なので打ち起こした時に勝手も同じく水平に折ろうとしていた状態です。打ち起こしの所で触れたように、現在は弓構... 続きをみる

    nice! 2
  • 難解な引き分けをどう始めるか

    正面打ち起こしなら引き分けで大三に移るときに色々考えます。非常によくわかります。大三と離れに多くの時間を掛ける場合は多いでしょう。私的には弓構えと打ち起こしでほぼ射は決まると考えているので、リズムよく引ける事が引き分けでは大切にしています。引き分けでリズムが崩れやすいと思っているからでもあります。... 続きをみる

    nice! 1
  • 具体的に打ち起こしを見る

    はじめに考える事から挙げてみます。 終わってからでは無く、中間点で息を分ける事。肩との水平点位から息を吐き始めるという事です。私にとっては習慣にする事が意外に難しかったです。息を吸いながら次の動作に移る為には吐いて終えるのが望ましいでしょう。確かに色んな武道やスポーツと照らし合わせてみても肝心な時... 続きをみる

    nice! 1
  • 打ち起こしの肝

    足元が確かなのですんなり上げられると思う事が大切です。意識的には微妙な色合いですが、作用と反作用です。動作としては全く別物ですが、飛ぶ前には身体を屈める準備が必要なのと同じ感覚で、腰を境に上と下に伸び合う事は力を使わないバランスの取り方の基本と言えるでしょう。手首に力みの無いように弓を伏せ気味に持... 続きをみる

    nice! 1
  • 打ち起こしから引き分け

    打ち起こしでは肩の高さ水平線を中心に弓構えの時の腕の下向き角度の対称位置まで上げます。これは口割りと同じで最低線と考えて下さい。肩に響かなければ(肩が浮かなければ)高い方が望ましいです。上から下に引き寄せるという考え方に基づく意識からです。打ち起こしの矢の高さよりも大三の位置が高いと無理が掛かると... 続きをみる

    nice! 1
  • 尺骨と橈骨

    勝手は親指側の橈骨を意識して使う引き方は基本的には無いと考えています。まして親指で引く事はありません。橈屈が上手く出来るか?は離れと的中に大きく関係しています。判断する基準は残身(心)で弦溝が親指の先側にずれている事です。弽を弦に引かせると弽が外れる方向に力が加わります。指先が力まずに離れの後で弽... 続きをみる

    nice! 1
  • 打ち起こしから引き分けに移る

    「押し開く」は勝手を引かないことへの意味合いを持つなら正面打ち起こしも斜面打ち起こしも似ています。斜面でも弓構えで開かず開きながら打ち起こす引き方は別ですが。 勝手の肘から先は動きますが、意識的に勝手全体を動かさないつもりでも弦に引かれて形が出来ます。大三や会などの形を習う事から弓道が始まると、自... 続きをみる

    nice! 1
  • 弓構えして円相を造ったら打ち起こし

    今回は打ち起こしです。肩からの円相を造ったら、肩甲骨が浮かない様にそのまま腕を肩支点で回し上げます。弓が照らなければ細かく気を付ける事は余り多くは無いでしょう。 足す意識が有るとすれば胸も一緒に持ち上げない事、勝手の手首を折り過ぎない事でしょうか。左右の親指と手首は揃う方が肩に引き分けに移行する時... 続きをみる

    nice! 1
  • 胴造りの次にくる弓構え

    弓構えはなんと言っても内転です。円相は肩から。この二つが主だと考えられるでしょう。 手の平と肘の内側を同じ向きに合わせて肘の内側を向かい合わせる事で内転は終了です。これはTVを見ながら炬燵に入ったままテーブルの上でも簡単に練習出来るので便利です。血圧測定の時の様にテーブルの上で手の平を上に向けて両... 続きをみる

    nice! 1
  • この流れから胴造り

    足踏みから胴造りへと進む順番が逆にならない理由として何が考えられるでしょうか。執り弓の姿勢で射位に入り、姿勢を正しくしたまま足踏みをすれば改めて胴造りをし直さなくても済むのではないかの検討です。当たり前と思う事を一度考えてみるのも悪くないです。 以前挙げた股関節疾患の治療で固定をする場合に足の角度... 続きをみる

    nice! 1
  • 前回を受けて

    帰納法や演繹法という推論?の考え方が有ります。理科的な帰納法、数学的な演繹法と捉えていますが、私の様に未熟であっても感性から当たりを付けて練習を組み立てるとなれば演繹法に近いかもしれません。引き方が人それぞれで引き手の数だけ存在するとすれば実験の様に例を集めて結論を一つにまとめようとしても難しいで... 続きをみる

    nice! 1
  • 行射の流れを更に足す意識

    大まかな意識の流れつまり源流から本流、支流へと繋がり、更に末端へと進んでいきたいと思います。 足踏みは胴体を支えて立つという目的が有りますが、同時に力を出す或いは受ける時の基礎となる面も有るので、動作を中心に考えると後者の意識が優先と考えられるでしょう。したがって込める力や受ける力の大きさに依って... 続きをみる

    nice! 1
  • 意識の筋道で少しの休憩

    行射の流れに対する意識的な物を二回に渡って記してきましたが、ちょっとした視点の事に触れてみます。 射を脇正面から見ると、足踏み線、腰や肩の捻れ、狙いの判断は難しい。 では控える本座方向から見ると、足踏み線、身体の捻れ、狙い、勝手の肘の納まり加減の判断は簡単ですが、左右の肩線や骨盤のの上下になると判... 続きをみる

    nice! 1
  • 前回の行射の大まかな流れに加える意識

    足踏みは膝裏(ひかがみ)を伸ばす為に始めから力み過ぎない。 胴造りでは骨盤は脇正面への捻れを主に矯正し、それよりも息と背骨の自然さを保つ。 打ち起こしは肩支点の回転で円相が崩れなければ肘の持ち上げだけで済むので胸を一緒に持ち上げない。 引き分けでは押し開きと引き寄せを途切らせない工夫をする。息に迷... 続きをみる

    nice! 2
  • 取り敢えず行射の進行(意識)

    足踏みの両足裏は60度以内。 胴造りは肋骨下部を少し持ち上げて、首筋と腰が伸びる感じを掴む。 弓構えは肘を張らずに内転で肘内を向かい合わせる。肩からの円相をなるべく力まない形で造る。 打ち起こしは目通りから息を抜き始めて末弭が自分の上に寄り過ぎない様に弓が照るのを避ける。 肘内が向かい合っていれば... 続きをみる

    nice! 2
  • 勝手と取り懸けの補足

    前回の例えで握力測定の時の力みを挙げましたが、上手く自分の最大握力を出す事が不可能な身体の仕組みとなっているという事ではありません。意識の持ち方や鍛錬で変えられます。しかし慣れない事を何も考えないで行うと色んな所が力みやすいという事です。 弓構えの円相についても、引き分けで飛んだ円相を残身(心)で... 続きをみる

    nice! 1
  • 時に勝手、取り懸け

    話題の比重としてやはり押手が多いと感じていますが、勝手、取り懸けも難しいです。私自身が気にする現在の勝手をいくつか挙げてみます。 まずは右肩(肩甲骨)の位置が正しい場所に有るか?の判断が難しく外目にもわかりにくい事です。初期段階では押手に偏りやすく、右肩甲骨が浮いたり、右肩が後ろに抜けていたりしま... 続きをみる