mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

この流れから胴造り

足踏みから胴造りへと進む順番が逆にならない理由として何が考えられるでしょうか。執り弓の姿勢で射位に入り、姿勢を正しくしたまま足踏みをすれば改めて胴造りをし直さなくても済むのではないかの検討です。当たり前と思う事を一度考えてみるのも悪くないです。

以前挙げた股関節疾患の治療で固定をする場合に足の角度を60度にして行うと聞いた記憶が発端です。うろ覚えで自信は無いですが、興味が有れば確認して下さい。肩関節のゼロポジションの話もそうですが、股関節や足裏(足首)の角度にも楽なポジションが有るだろうと思われます。可動の中点で負担の無い位置です。

その前に足踏みの難しさを少し挙げてみます。歩行の時には重心の移動は極力少なく出来ますが、足を開く時には一足で開き開く時だけでは無くて二足で開く場合でも重心は動きます。重心が左右に動く事から上体を真っ直ぐ立てて行う事は訓練が必要です。引く方に上体を傾けたくは無いですね。

話を戻します。左を向いたまま足を開くという動作は日常では珍しいと考えられるでしょう。つまりは慣れていなかったという事です。慣れない動作には確認が必要ですね。これは練習で慣れてくれば改善される事です。胴造りは足踏みで動く可能性のある重心の再確認と腰骨の左右均等を確認しましょう。主に高さです。足踏みを途中で修整する事は物理的には無理ですが、胴造りは弓構えや物見を入れた後でも打ち起こしでも縦線の再確認は可能です。動作を利用する事も考えられるでしょう。弓構えで力みを抑える事が出来たなら打ち起こしを胴造りに絡めて、重心や息の使い具合や胸の降ろし加減、弓の姿勢などに意識しながら胴造りの最終確認をします。弓力が加わってくる前にしっかり力みを取って、弓力に崩されない柔軟さと対応力が胴造りの主な要点と考えられるでしょう。柳に風とまでは言えなくても、硬さは弱さに通じる場合も多々有ります。ずっと言い続けている柔軟性は、精神を理論に、身体は胴造りに向けたいと思っています。心持ちにも身体的にも柔らかさが人を惹き付けると思っています。

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