「縦に伸びる」 耳・肩・骨盤・膝・くるぶし・踵がきれいに一直線になる様な人間本来の正しい姿勢を造る事。いわゆる自然体。これが準備となる様に日頃から気を付けて立つ習慣を付ける。脇腹の筋肉で肋骨を持ち上げる事を意識すると骨盤がわずか前に傾斜して背骨が自然な湾曲を描き、腰の力が抜けて首筋(頸骨)が伸び... 続きをみる
2019年10月のブログ記事
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「引く」 右手で弓を曲げる事。本弭と末弭を弦輪で引っ張る事。両方の肘から肩にかけて腕を拡げる事。 「引き分け」 引きながら左右均等に弓を拡げる事。首筋を中心に弓と弦を自分の身長の半分程に左右へ拡げる事。左腕で弓を支えながら右腕で弦を引く洋弓と区別する事。 「手繰る(たぐる)」 右腕に力を入れている... 続きをみる
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押手で「押す」 弓の反動力とのバランスが取れている事。和弓は左半身で弓の反動力の半分を担う。肩に掛かる弓力を感じて対抗している力が強過ぎず弱過ぎずの拮抗した状態を保つ事。 「押せ」 弓の反動力が徐々に掛かるのに合わせて身体の力を足していく事。強いと腕が固まり、弱いと筋肉が力んでしまう。 「押手」 ... 続きをみる
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なんと言っても初心の頃は言葉の意味もわからずに練習していました。例えば「寄せてくる」「寄ってくる」などの違いなど当然わからなかった事でしょう。今は当時を振り返って、一生懸命会に寄せる引き分けをしていたと少し思える位になれたかなと思っています。今更ですが、それは射法八節を形から入るという練習から当然... 続きをみる
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気持ちのストレスを無くすという方向から弓道を見る試みです。「引いても引いても上手くいかない」と思っているなら少し考えて下さい。 アーチェリーや射撃などは道具にある程度お金を掛ける方が的中率が上がる様に聞いています。一方弓道は初心者用の道具でも的中に問題は無いです。無理して高価な道具を選択しなくても... 続きをみる
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前回は手の内を軽く握る、挟むと表現しましたが、伝えきれていない握るでも挟むでも無くても内圧は上がる事を受動筋力と関連させて補足します。 弓の幅は平均するとだいたい25㍉位として話を進めますが、25㍉が30㍉でも何ミリでも理屈は同じです。 弓が腕からひとこぶし位の弦の位置になる様に弓を持ちます。当然... 続きをみる
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弦を引かずに弦が腕に対して90度になる様に弓を持ちます。 一応自分の思う手の内を造って軽く握ったまま右手で弦を左腕に付ける様に手前に回します。無理に腕に付くまで回さないで、抵抗が強くなって手の平の皮が適度な内圧が掛かったら弦を離します。当然の様に90度に弦が戻る感じに握るまたは挟む力加減を調整して... 続きをみる
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アーチェリーは左肩甲骨が盛り上がって天使の羽が出来るそうです。(友人の息子がアーチェリー部に入った時顧問に言われたそうです)バランサーや照準器など色々付けた強い弓は結構な重さになるかららしいです。左腕でしっかりとぶれない様に支えて引き続ける結果なのでしょう。和弓も実質的に同じ様に構えて引くと確かに... 続きをみる
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射法八節の残身(心)の図の弓は垂直に立っていないですね。少し的に倒れています。中押しは弓に対して?それとも床に平行?などと悩んだ事は有りませんか? 実は手の内で難しいと思っている所です。私も結構な割合で思い込みが多いかもしれません。上押しとベタ押しの間が中押しと済ますにはもう少し奥が深い様です。弓... 続きをみる