mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2022年1月のブログ記事

  • 離れでの手の内ですが

    前提として会と離れでは形は変わらないとしていて、理由は意図的な動作が加わると形は変化すると考えているからです。形が変わらない方が良いと限定するわけではありません。余分な動作を削ると形は変わらない、形が変わる事は余分な動作に含まれるか?は慎重に考えています。但し、力の働く方向は一定とは思います。弓力... 続きをみる

  • 手の内と取り懸けから残身に向けて

    弓構えの時に円相を意識します。ここはほとんどの引き手が受け入れている部分でしょう。肩甲骨や肘や手の内や取り懸け等は左右対称的になっています。円相を執ったまま両手を横に広げてみれば残身の形がわかります。円相で両肘の内側が向かい合っているなら打ち起こしでも引き分けでも同様です。打ち起こしで肘が下がらな... 続きをみる

  • さらに手の内ですが

    虎口の皮を巻き込む様に親指を起こして構えますが、親指の付け根が握りに上手く当たれば弓力を利用する事で自然に親指は起きていくとも考えられます。自ら起こそうとしないで弓を利用する考え方は相対的に上達には必要となってくるでしょう。綿所を固くする事は押す為というよりも弓力に負けないと考えれば余分な力は入ら... 続きをみる

  • 手の内を分解してみると

    手の内を分解すると言えば多くの引き手は人差し指・親指・三指の三つを挙げるでしょうか?これも有りですね。違う分け方をすれば角見・虎口・掌底でしょうか?これも有りですね。偏った所では人差し指の付け根・親指の付け根・虎口でしょうか?または親指・中指・小指でしょうか?こうして考えてみると考え方や流派や指導... 続きをみる

  • 手の内のスタンダードとして

    標準と言っても主観が入るのでその辺りは考慮して下さい。 概念的な見方から始めます。親指の腹と中指の先は離さないという基本は共通項として良いでしょう。入場から退場まで変わらないと考えます。手の内の中で弓は動くと捉える事が近道だと思います。離れで弓返りするとすれば握りに対して接する部分が少ないほど良い... 続きをみる

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  • 手の内の感覚

    中押しの定義には個人差が出ます。腕の姿の違いですが、真っ直ぐ、猿腕、逆猿腕、肘の関節が固い人などです。手の内が難しい点は個人差にあるでしょう。助言を受けながら自分に合った物を作っていくスタンスが大切です。それも実践する時はある程度続ける必要があります。ちょっとずつかじった練習では結局身に付かないで... 続きをみる

  • 打ち起こしから大三までの手の内について

    多くの引き手が悩んだ箇所の大きな部分でしょう。まず和弓は上が長く下が強い特性を考慮したいですね。中国出典の四巻の書から引用された五重十文字に「手の内と弓の直角」があります。中国の弓は短く中央を持ちます。したがって握りは垂直と言えますが、和弓は会で握りが垂直とは言えません(比較してという意味合いです... 続きをみる

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  • 打ち起こしから大三まで②

    取り敢えずの鍵になる言葉ですが、まずは「胸鎖関節と鎖骨」です。腕は肩甲骨の上部外側と鎖骨の先端にぶら下がっています。つまり肩は集合体で肩の関節は解剖学的には存在しない様です。なので肩を「入れる」「開く」「押す」などは肩甲骨と鎖骨の位置になります。したがって肩周りの高い自由度を理解して弓を引く感覚を... 続きをみる

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  • 打ち起こしから大三まで

    打ち起こしは脇の皮を捲り上げる様にと聞いた事があります。何となくのニュアンスは理解出来る様な気もしますが、難しいイメージですね。ここでの焦点は肩の在り方です。弓構えや打ち起こしの時には肩甲骨は腕を伸ばす方向つまり脇正面側に出して行います。したがって引き分けに入って大三に移る時には、右肩は肘の方向に... 続きをみる

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  • 打ち起こしの基本

    まず弓を広げないです。弓構えで羽引きをせずにそのまま上げます。円相は意識しますが肘は張らない、肩に響かないという事を重視します。弓は若干伏せ気味で照らない様に気を付けます。出来れば手首も弓構えの状態を保ちます。肋骨の下(鳩尾辺り)を少し持ち上げれば腰骨が少し前傾し首筋が伸びるという身体に元々有る仕... 続きをみる

  • 射技の技

    押すは引く、引くは押すに等しいとの考え方は現在の主流ですが、これは身体の動きに関してなので弓と絡めて考えていきましょう。弓自体は弦を張った時点で裏に反ろうとしますが引き手には関わりません。羽引きから会まで少しずつ増加していきます。これを感じながら弓を引く事で押す事にもなります。この流れからすると、... 続きをみる

  • 射法八節の筋立て

    なんと言っても息合いと目使いです。息に合わせて動くけれども息は覚られない事はかなり難しいので常に意識して下さい。視線が落ち着いている事はかなり重要です。息が乱れ視線が落ち着かない時に動作や意識が安定しない事は案外簡単に想像出来るでしょう。引き方がどうであれ動作の基本です。しかも自然に身に付く事は無... 続きをみる

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  • 弓を引くという事について

    押すと引くはセットが現在の主流です。左右均等が前提条件だからと言えます。一旦肩の力を抜いて(気軽に考えるという意味合いで)想像して下さい。押手を伸ばして口割りの高さ辺りで弓を持ち右手だけで弦を引くとします。その時に押手は弓を支える様に自然と力が入るでしょう。私達が日常でしている身体の使い方は基本的... 続きをみる

  • 弓を押すと弓を引く事についてまずは押す

    弓道が趣味の皆さんに馴染みの有る弓を「押す」という言葉ですが、自分の射でどうしているか?を具体的に把握出来ていますか?という問い掛けです。 改めて自分が引き分けや会で身体のどの部分をどの様に使うと「押している」事になるでしょう?「目標や目的」とそれを実現する為の「具体策」は同時に頭の中で描く事が必... 続きをみる

  • 四巻の書と弓道教本

    禮記の射技を抜粋した道場によくある額の「書にいわく」の書が「四巻の書」で、ざっと目を通しても抜粋して流用している内容が弓道教本にあります。例えば、引く矢束~の教歌や五輪砕きや五重十文字などです。流派が射技として統一出来なかった事もありますが、中には矛盾しているのではないか?という内容が記されてあり... 続きをみる

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  • 弓は引くけど押手優先?

    右利き左利きに関わらず一様に左手に弓を持ち右手で弦を引きます。これは万国共通ですね。右手で引くけど押手が優先だという事に少し触れてみます。 意識の中心は左手に寄せるとしても、身体と平行で床と水平に矢を動かし、しかも左右均等とは言っても押手優先をすんなり理解していますか?斜面の打ち起こしと正面の大三... 続きをみる

  • 弓道の始まり

    稀に中学校部活からの始まりがありますが、だとすれば成長期の身体の出来具合が影響するのでいくら力もうと会まで引ける事を優先したいですね。 高校生位になると身長の伸びもある程度止まって成長に落ち着きが出る人も増えてきます。が、学生時代は短いのでやはり力もうと会まで引ける事を優先して安易に正射正射と求め... 続きをみる

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  • 竹にも興味を

    竹は自然の物です。合成弓は人工の物です。弓はどちらも曲げるのに限界がありますが、特性が少し違います。 同じ弓力の竹弓と合成弓を引いてみるとわかりますが、竹弓は大三がきつく感じても会が楽です。合成弓は会に近づくほどきつく感じます。(弓力が同じ弓を比較した場合と考えて下さい) 竹は弦を張りっぱなしにす... 続きをみる

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  • 無駄な力を抜くには・・・

    余分な力を抜く一つの方向を挙げてみます。若さに任せて力強く引く人も検討して下さい。 何故に抜けないか?の最大の原因と思われる事は知識量です。早い話、知識量の多さが邪魔をします。余分な力を落とす為には知識を取捨選択する必要があります。弓を引く間に色々頭に浮かぶ知識が多いほど色々してしまうでしょう。そ... 続きをみる

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  • 弓道の段階、進歩の型

    中学校にも少ないですが弓道部が有ります。一般の方の指導する中学生の弓道教室も有ります。身体の成長過程であるいわゆる成長期に弓を引く事は高校生以上からが妥当だと個人的には思っていますがどうなんでしょうか。体力や体格の下地はある程度必要でしょう。 ところで、他にも共通するかもしれませんが、弓道での進歩... 続きをみる

  • 働きから見た手の内

    手の内の一番重要な働きは何だろう?と考えてみました。 的中の為とするなら間接的な結果にする方が現代の流れかもしれませんね。元々中らない弓は意味をなさない事は武器としての一面です。しかし正射が必中なら的中は外せない要素となるでしょう。しかし力で引かないとは言え年齢的に限界は来ると考えられますが、弓力... 続きをみる