2023年4月のブログ記事
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射法の重要性は目に見えないので意識と感覚でイメージします。 実際に弓を引く動作は打ち起こしからが顕著ですが、射技は違っても射法の範疇に有ることは理解したいです。 足踏みや胴造りは引く準備と無意識に捉えがちですが、そこで身体全体を使うか腕で引くかの意識は分かれるでしょう。前回までの流れから類推して欲... 続きをみる
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シンプルに弓を引く事をお勧めします。 真っ直ぐに立つ事は両方の踝に重心がくる様に考えて下さい。身体を真っ直ぐに伸ばす事よりも、体重を足に乗せても楽な位置が重心です。身体を真っ直ぐにしても重心が前や後ろになると上腿は腰で折れるのが自然です。足の力を抜くと倒れそうになる姿勢なら自然体とは言えません。足... 続きをみる
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射技はそれぞれで射法と体配は共通する事はひとまず前提にして考えます。更に左右均等が有って身体の骨格や仕組みに無理が無い様に射を考え、可能なら道具への知識も足していきます。 例えば「阿波研造」さんが50㌔の弓を引いていた事から考えてみると、力で引く事に限界が有りそうです。 骨格や身体の造りからの立ち... 続きをみる
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手指の骨は親指を自由に動かせる為に他の4本とはつながり方が異なります。したがって弓力が掛かる時に綿所を固く構える必要が出ます。付け根も押されて浮いてしまえば良く無い事は想像出来るでしょう。橈骨から親指の付け根は真っ直ぐなほど肘で弓は受けやすくなります。取り懸けではまず親指を弦に掛ける事が出発点です... 続きをみる
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手の内よりも先に会得が必要です。引き方に依る手の内の種類や考え方の多さに比べて、少ないとまでは断言できませんが、取り懸けが引く為に必要と考えれば先が当然と思います。どちらが先というのは乱暴ですが、弽の使い方、つまり道具への理解も必要だと言え、射を行う事実上の出発点でもあります。 取り懸けの第一優先... 続きをみる
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背骨を垂線として腕の角度を130度に上げて、両肩線から30から45度前に出した所が肩にストレスが掛からない位置らしいですね(整体での骨格上)。 打ち起こしや大三で肩と肘の位置を考える一つの目安にしています。年齢を重ねても身体に故障は起こしたくないので、検討する価値は有るだろうと思う事が理由の一つで... 続きをみる
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手の内を「弓になるべく触れない」様にする基本は、逆に触れて良い部分と触れなければならない部分を整理して曖昧にせずにきちんと考えましょう。 教本などに書かれている「少し」とか「軽く」とかの表現は個人の感覚に任せられているのでばらつきます。 例えば、天文筋は手の内に触れますが掌心は凹まして触れないとな... 続きをみる
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勝手を捻る事についての記載は「肘からで手首だけ捻らない」がほとんどだと認識しています。これは右手の話しですが単純に「弦を捻る」意識は誤解が起こるかもしれません。 「手の平は垂直に立てて肩甲骨は浮かさないように肘を入れる」これは左手の話しですがこれも単純に「肘を入れる」という解釈には注釈が必要です。... 続きをみる
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角度を変える例として胴造りを始めに挙げてみます。古い弓術書の内容に基づく胴造りは「足を開いて真っ直ぐに立ち肩や腰の線などに捻れがないようにして、弓を引く時に身体の故障が起きない様に構える物」という意味合いです。 射法八節も「的に中てる」というよりも「身体に負担を掛けない引き方」を教えてくれていると... 続きをみる
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戻る所はまず射法です。射技は人それぞれだと考えて下さい。 押手の手の内は手首から先全体で一つと考えて下さい。これは射法に基づいた考え方だと思っています。射法八節の図にある会での意識する方向を表した矢印は左手首と右肘に付いています。これは射法上の左右均等の考え方だと思っています。会で矢筋に張り(俗に... 続きをみる
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