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未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓を引いて身体に負担が掛かる事は避けるべき

背骨を垂線として腕の角度を130度に上げて、両肩線から30から45度前に出した所が肩にストレスが掛からない位置らしいですね(整体での骨格上)。

打ち起こしや大三で肩と肘の位置を考える一つの目安にしています。年齢を重ねても身体に故障は起こしたくないので、検討する価値は有るだろうと思う事が理由の一つです。人の骨格を上から見た時に、背骨や胸の中筋や肋骨と肩甲骨の自然な形は頭に置いておきます。打ち起こしが45度と基本では表されていますので、そことの兼ね合いは検討出来ます。分度器で測った様にきっちり45度で無ければ駄目だとは言い切れません。額よりは上に上げたほうが良いというアバウトな表現も有るので、個人差は出ると思っています。肩甲骨の向きも同様に背骨から斜め前(腕の付け根)に向いた角度も個人差が有るでしょう。角度は人それぞれでも個人個人楽な位置は存在すると思われます。

腕を前後に動かす骨格上の境は肩線の真横にはなっていません。これは骨格に興味を持った事で知り得た知識で、なるほど境が肩の真横からだと、後ろへの可動域は圧倒的に前に手を回す範囲よりも小さいです。それで個人差を含めて30度から45度がニュートラルな位置とされるのでしょう。肩幅や胸板の厚みが違う事が理由らしいです。

今回の主旨は、大三での肘の位置(俗に言う張り加減)には個人差が有るという事です。「肩に響かない」前提は肩に負担を掛けないとも言えます。当然といえば当然ですが。

弓道は年齢性別を問わず親しめると考えるなら、身体への負担は無いに越したことはありません。したがって正しい形も個人差が有ると考えられます。

「身体を弓の中に割り込む」「両肩を矢に近付ける」などの教えも、結局は弓と弦を押し続ける事になりそうです。

肩甲骨を肩線と平行にするような使い方は誤りと言えるでしょう。胸前の緊張を生むと考えられます。骨格上無理な状態だからです。弓を引く事で痛みを感じる場合は私達が本来持つ身体の仕組みにそぐわない引き方だと言えます。

45度に打ち起こす事や肘を張る事の個人差はそれぞれが見つける事となるでしょう。なので、射法も射技も形を統一しても上手くいかないと考えられます。

見た目よりも身体の使い方、弓道に対する考え方が大切となりそうです。始めは形から習うので、その形を基準として自分の段階に合った練習をしましょう。

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