mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2022年11月のブログ記事

  • 手の内 続

    八節の図を見ると両手首は左右対称ではありません。天文筋と掌底の使い方が要因です。基本の整え方で天文筋によく当たる様に外竹左角を位置決めしてます。その方が回しながら天文筋に当てるよりも簡単です。元々斜面では小指重視なために正面打ち起こしでその状態を最短で造るとすれば、脇正面に手の内の虎口が向くほど動... 続きをみる

  • 再び枝葉で弓道の手の内

    指の力を入れて曲げると手の甲が力みます。それは指の筋が甲側に有るからですが、曲げ方に依るので徒手のまま色々試して下さい。一番避けたい状態は手の甲の筋と指の全ての関節が力んで曲げた状態です。手の内の形で力んでみると、人差し指の動きに影響が有るようなら、三指はがちがちです。最低限力んでも人差し指の自由... 続きをみる

  • 弓道の射法八節について

    手の内と取懸けを枝葉として載せてきました。また枝葉について進めますが、今回は概念的な事に触れてみますので興味無い方は飛ばして下さい。 射法八節は連動動作なので、例えば手の内だけを細かく考えても難しいと思います。これは必ず踏まえて欲しいです。 以前挙げましたが、足首が固まると肩も固まります。それも左... 続きをみる

  • 取懸けのまとめ

    弽の種類以上に取懸け方に対する考え方は有りますが、弦を掴まない事から始めて最終的には「柔らかく」が目標となるでしょう。 具体的に守りたい一番は、人差し指を中指の補助として使い帽子側に働かせないという意識です。中指と人差し指、親指、薬指と小指の三つのブロックに分けて考えていきましょう。 始めのうちは... 続きをみる

  • 取り懸けの具体策続き

    肩甲骨と腕の付け根から尺骨を通して小指の付け根まで感覚の上で一直線になるように射を進めてます。打ち起こした時に掌底が下がらない事を会、離れ、残心(身)まで意識します。この状態のままなら手先の捻りは不要だと思われます。単純に引き分けで手首の操作はしない様に考えてます。 手首は構造上尺屈や背屈に動かし... 続きをみる

  • 枝葉の「取り懸け」具体策の続きを更に細かく

    人差し指の位置関係ですが、側面は中指に接します。堅帽子とは接するか接しないかの微妙な感じが好ましいとは思いますが、いずれにしても帽子側に力は向きません。ましてや、人差し指で帽子を抑えることは是非止めて下さい。 引きが足りない場合以外は乙矢をぎゅっと握って甲矢を引く事をやめましょう。特殊な例では、甲... 続きをみる

  • 続枝葉、取懸け

    取り敢えずの基準ですが、弦に引かせると親指の付け根に弦があるので親指は矢筋に合わせて水平に近くなります。弓を開くにしたがって筈も親指も的方向に出ていきます。なので手首は故意に曲げない方が良いと思います。手首は捻ったり折ったりは意図しない方向で考えて下さい。会に入った時は弓力に任せた状態が力みの無い... 続きをみる

    nice! 1
  • 弓道の枝葉詳細へ

    今回は取懸けにします。 当然ですが、自分の道具に合わせて行ないます。弦溝の形状やその大きさに合う中仕掛けの作り方や矢摺り皮と堅帽子の縫い付け方(向き)には関心を持って下さい。 取り敢えず弓構えで固めて引くという感覚は捨てましょう。手首もその時に固定しません。弦と直角は立体的に捉えて柔軟性を持ちます... 続きをみる

  • 射法訓

    射法訓の書き出しは「抑々」です。射法訓を読むまでそもそもこの熟語を「そもそも」と読むとは知りませんでした。そもそもの書き出しから弓道は本来こうした物だ結局こうだと表した意図を感じますがどうでしょうか? 心身も的も不動だと始まります。心身も身心では無く心が先なのも個人的には好きな表現です。 次に動作... 続きをみる

  • 弓道で常に意識する事の続き

    前回前々回に射技の元になる事を挙げました。身体や力みに偏りが無くて気持ちが落ち着いていれば中りは取れるようになるでしょう。それを踏まえて枝葉に進んでいきます。 顎を引くや腰を入れる様な意味合いの言葉は弓道以外でも耳にします。顎を引くは首筋を伸ばす事と同意で、腰を入れるは臍を下に向けるなどと弓道では... 続きをみる

  • 弓道を始めに習い後々まで尾を引く事

    前回の続きになります。 身体の仕組みと心持ちに興味を持てると弓道が広がっていく事です。 本来の引き方は身体に無理のない物だと考えて下さい。左右均等も三重十文字にしても身体の一部に偏る力みはまず避ける様に考えて射は組み立てていきましょう。気持ちの面は思った以上に射に影響します。古文にも有りますが、弓... 続きをみる

  • 弓道で始めに習い後々まで残る事

    全部そうだと言えば反論出来ません🙂しかし、後々まで尾を引く内容は優先順位を考えて伝える或いはまず習うべきでしょう。手の内も胴造りも大切ですがどちらかと言えば胴造りが先です。学生時代の弓を扱う前に胴造りだけの練習をさせられていました。その時に胴造りが出来たかと言えば答えは「いいえ」です。結局、胴造... 続きをみる

  • 弓道の枝葉⑦ 口割りが降りない、胸弦が付かない

    取り敢えず左右均等といった思いで出来るだけ矢の水平と平行に気配りして弓を開きましょう。 「口割りを合わす」「口割りに降ろす」「胸弦をしっかり付ける」などの言葉は結構な頻度で耳にします。 会に入ったと自己判断した時に胸弦が付き頬付けが出来ていればそれ以上矢を寄せたり降ろしたり出来ません。詰め合ったら... 続きをみる

  • 弓道の枝葉⑥

    取懸けですが、最も必要な感覚は引き分けに入った時に弦溝が弦に引かれる感覚が感じられるか?です。親指や中指で弦を引く事は打ち起こしから引き分けに入る時の避けたい要点です。それに手首が加わると更に後々影響します。会に入った時の矢筋方向への張りは、勝手の肩甲骨から肘を中心にするにしても手首を裏的へ折って... 続きをみる

  • 弓道枝葉⑤   ①から④を前提にして

    骨格から見ると、手の骨は肩甲骨から4本まで真っ直ぐにつなげる構造ですが、親指の骨だけが側に沿っている状態が見受けられます。つまり、親指の付け根に弓力が集中すると親指の負担が大きくなり過ぎます。逆に言うと親指の自由度が大きいとも言えます。角見に対しての構造上の考え方は、親指の補助を何処にするか?と考... 続きをみる

    nice! 1
  • 弓道の枝葉④

    的は背負う様な気持ちで始めは立つことをお勧めします。あまり前傾姿勢にならない様な感覚です。実際は足踏みの前面が的の中心に向くので、矢をその真上に引き込むと前屈みにはなりにくいとは思いますが、打ち起こしや引き分けで弓に引っ張られない気持ちを持とうという意味合いです。的の半分特に前目に矢が付く時には確... 続きをみる

  • 弓道の枝葉③

    多少の身長差や体格差が有っても和弓は水平に引く事が基本です。的の下端が射位の床と同じ高さになるように的は立てられています。甲乙の矢は回転が違う様に羽根を生けてあり、一手では矢同士が接触しない工夫がされています。弓は長くても反動の抑えられた二箇所のうち下側に握りを設け、裏反りから逆に弦を張り、上下の... 続きをみる