mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2021年4月のブログ記事

  • 会では

    深い、大きい、伸びるなどの会は大きな目標として考えるとしても、検討してもらいたい事をまず挙げます。 取り敢えず引き分けの結果を除くです。大きい会は引き分ける時の事にして、会では肘の納まりや矢束の長さにはその射では触れず次の一射で考える様にしましょう。「伸びる」は「会で矢束が伸びる」では無いという事... 続きをみる

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  • 少しづつ細かく実技に触れていこうと思います。

    打ち起こしから引き分けに移る時は握りに当たる手の内の角度と押手の肘の入れ具合に加えて肩甲骨の位置の認識だと考えています。「押し開く」の意図を勝手が強くなりやすいので押手の意識を高める事で左右均等になると捉えるか、文字通りに押手で押して勝手で引かないと捉えるかで微妙に違ってくると思われますが、やはり... 続きをみる

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  • 射法八節後半の実技について

    打ち起こしはなるべく高くして胸を反らさない様に息を降ろして下筋を使う。これが今の所打ち起こしの主旨です。肋骨の下を少し持ち上げると首筋が伸び腰骨が少し前傾する本来身体に備わっている自然な連動を紹介しましたが、その機能が働く為には腰や膝の力は抜いておくべきだと考えています。弓力が掛からないうちは力も... 続きをみる

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  • 悩み多き離れ

    離れはひとまず「習慣的無意識」と仮説を立ててみましょう。人の脳は楽しい記憶などの快感が得られる方になびくと思っています。中たるに任せてポンポン引くと早気に陥る事はある意味納得出来ます。早く中たりという結果を見て喜びたいと脳が望んでいるという事です。なので早気の入口は中たり始めた時に一番大きく開いて... 続きをみる

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  • 会で伸びると伸び合いの違い

    伸び合いに身体的動作は無いです。前回書いた様な「会で伸びて」と頻繁に耳にする言葉の捉え方と混同しない様に注意して下さい。会での「詰合い伸び合い」は聞き覚えが有るでしょうが、本来の流れからは会では「詰めて」と始めに声を掛ける方が正しいとも受け取れます。その後は「そのまま保って」から「心を伸びやかに」... 続きをみる

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  • 会をどちらかと言えば

    いつもの事ですが、基本は正しいとしてもひとまず棚上げして「どちらかと言えば」で話しを進めてみます。 始めは大きく引く意識が強くて構わないでしょう。押手も勝手も力むのは仕方のない事として引きましょう。TVやスクリーンの中で弓の経験が無いんだろうなと思う役者さんやタレントさんが引く弓はほとんど場合、引... 続きをみる

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  • 大三からの弦道、勝手の肘の軌道

    押し開き押手に預ける様な意識の勝手なら、大三を通過する時点で右肘の軌道は自然に決まると考えるのはどうでしょう?弓構えから打ち起こし、引き分けと流れを大切に引くなら大三での筈と肘を結んだ延長線上に自分の会が有ると考えると一つの基準が見えてくるでしょう。前回同様に大きく引くとかのの字に引くとか力で引か... 続きをみる

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  • では実際に引き分けをどうするか?

    まず一つは打ち起こしを高くして「上から下に引く」ですが、単純に引き下ろすでは少し物足りなく感じます。知識として「矢筋に引く」というイメージを持っている人は多いでしょう。横に引いても腕の長さは決まっているので矢は下がっていきます。左右に弓を広げれば矢は身体に近づきながら斜めに降りてくるでしょう。この... 続きをみる

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  • 引き分けで押すとは?会で伸びるとは?

    押す方の手だから左手を押手と言うのでしょうが、個人的には手では押せないし腕も伸びないと思っています。元々腕は伸ばして身体で押す場面は日常から想像出来ますが、その場合足の踏ん張りに依る所が大きいと考えられるでしょう。弓を引く時に足の踏ん張りで押すとは考えにくいですね。腕全体を肩から伸ばして結果的に弓... 続きをみる

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  • 大三以降

    大三→押し大目〜。バランスは押し大目となっていますが、では左右均等は?と悩んだ頃が有りました。ご承知の通りに「押しを大目にする位の感覚で左右均等になる」という事を意味していると考えられるでしょう。中には「剛無理」と理屈無しに勝手を強くしなさいと言う流派も存在しています。 何が言いたいかと言うと、左... 続きをみる

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  • 大三は通過点

    大三は八節の引き分けに含まれるので止めて息を抜くイメージは捨てたいですね。しかしスッと通過するだけでは少し物足りないでしょう。どこまでも上げ続けているが止まってみえる打ち起こしと似て、思う位置では「止まっている様にみえる」が意識の方向として良いと考えられるでしょう。その感覚を探りながら押手は鎖骨を... 続きをみる

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  • 打ち起こしたら息を吸いながら大三へ

    特に押手の肩は「開くだけ」です。常に鎖骨は浮かせない方が良いでしょう。弓力が肩に伝われば押している状態です。骨格と関節を使えば余裕で弓力は支えられます。筋肉を使わなくても大丈夫です。しかし全く筋肉を使わないと肩甲骨が背骨側に押し込まれた位置で固定されるので、肩甲骨を背骨から離す様に考えます。つまり... 続きをみる

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  • 打ち起こしからの実技現状

    難しいけど実践している事の一つに息の配分をまず挙げます。簡単に表すと半分吸って半分吐く事です。動作を常に吐いて終えて吸いながら次に進む様に考えます。つまり終えては吐くを繰り返さない事です。打ち起こした後になって息と肩を落とす習慣は止めましょう。打ち起こしの前半は息を吸っても肩は上がらないようにしま... 続きをみる

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  • 射法八節の前半を少しまとめる

    入場の際に射は考えないで、本座では的の九時を正面に控えて、射位で左足を中心に踏み出す。足、特に膝の力は抜いて重心をきちんと足で受け止める。腕の力も当然抜くが、肩の状態を第一優先に考える。腕の内転は入場から退場まで保つ事で余分な動作を削いでいける事を意識の底に置いておく。所作に迷った時に浮かべる言葉... 続きをみる

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  • 打ち起こしの肝②

    打ち起こしで難しい点を挙げてみます。難しいという事は意識を集中したいという事と言えます。基本は少し棚上げして違う目線で進めてみます。 弓構えしたまま状態を変えずに弓を上に上げると弓は照ります。かと言って手の内の弓に当たる角度を変えたくない。だから手の内を床と平行にして弓を立てる様に考えたとします。... 続きをみる

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  • 自分の射を組み立てる要素の実技④

    ①〜③まででほぼ方向が決められると思って時には「気構え」も検討して下さい。私の意見が正解とは言えないまでも、一つの目安としてなら一度吟味してみて欲しいです。今まで考えた事が無い物が有ればなおさらです。しかし最終的には自分独自の指針を見つけて弓道を展開して下さい。 ここからは先は少し厄介になります。... 続きをみる

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  • 自分の射を組み立てる要素の実技③

    立射であれ座射であれ弓の末弭は最短距離を通る様に考えましょう。試合会場に依っては難しい距離の場合が有るでしょうが、大きく回して立てる事が特別な場合と思って、可能な限り射位と末弭の位置関係は意識出来ると良いです。本弭は左膝との関係となるでしょう。弓を立てたら身体と弓の動きに注意して矢を番えます。リズ... 続きをみる

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  • 自分の射を組み立てる要素の実技②

    弓構えを上手く見える様に行うにはまず両手を腰に当てた執り弓から腕の内転が大切だと考えましょう。執り弓から以降の腕の状態はほぼ変わらないと思って、前に腕を出す時に執り弓の状態からスッとそのまま出せれば円相もすんなり決まります。執り弓の姿勢を美しく見せる為に肘を身体の厚みの中に納めると良いですが、肩を... 続きをみる

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  • 自分の射を組み立てる要素の実技①

    本座では的の正面に立たないで左寄りです。足踏みの時に左足を的の中心に踏み出す感覚は侮れません。ここで気持ちが乱れる第一歩だと考えましょう。若干前目に親指の付け根が中心にくる位の背負い的側がなお良いと思われます。矢所が前に飛ぶ事が多いと抱き的になりやすいから注意したいですね。身体の前傾が進む事も防げ... 続きをみる

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  • 続自分の射を組み立てる要素

    自分の感覚の癖がわかったら、「真逆」に寄せましょう。「正しい」に寄せると「癖と正しい」の中間辺りで落ち着いてしまうかもしれません。つまり左に傾いていたら真っ直ぐにしようとせずに右にと意識したらその中間の正しいに寄るという事です。脳の記憶は強固なので、いつもから少しずつと思えばほとんどの場合に矯正は... 続きをみる

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  • 自分の射を組み立てる要素

    第一は肩周りの柔軟性です。引く前の準備として柔軟体操は当然必要ですが、日頃から身体を柔らかくする努力で体配の安定感が得られます。体幹を鍛える事は大切ですが、「鍛える」には身体が解れてないと故障を招く可能性が高くなるでしょう。弓を引く引かないに関係無く健康寿命を伸ばす為にも基本的な柔軟性が有る事が優... 続きをみる

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  • 対処法はやはり気持ちからか

    寒い時候になると手は乾燥し冷たくてこわばっているし、握りも乾いて滑りやすく手の内が効かない?と感じた事のある人も多いかと思っていますがどうでしょう。今までの話の流れから出る言葉では、手の内が効かないと思えば自動的に力むとなるでしょうが、ここでは方向を変えてみます。大三に移る時に手の内がぎちぎち擦れ... 続きをみる

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  • 考えるタイミング

    考えるタイミングをどこに置くかで集中の度合いも変わると考えてみましょう。 道場に入って本座へと進み、チーム揃って射位に出ます。ここまでには考える事を勧めません。落ち着きを持ったり、澄ましたり、覚悟を決めたり、気持ちを高めたり色んな捉え方が有るかもしれませんが、射の事などを考える時では無いでしょう。... 続きをみる

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