「肘力」や「肘を張る」「勝手を捻る」など練習する時に出てくる疑問について数回挙げていこうと思います。 今回は肘についてです。 肘を動かす時には肘を動かす筋肉を使います。当たり前ですが、一つ二つのレベルでは無く無意識に多くの筋肉が使われています。ほとんど関係無いと思う様な筋肉まで順次動きます。普段意... 続きをみる
2023年5月のブログ記事
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腕を弦で払う事や矢溢れを起こす事は技術が未熟というよりも素直に引けば起こらないと考えて下さい。手の内が発展途上で未熟でも皆が弦で払う事はありません。矢溢れや筈溢れも同じです。 手の内は手の平側の内圧が解けた場合と逆に握り締めた場合がほとんどで、かなりの確率で前離れを起こします。手先の技術は始めの頃... 続きをみる
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私も引き分けで大三を設ける流派の一員になりますが、今までの感覚として大三を設けない引き方との差について進めてみようと思います。 私のレベルでは非常に難しい「四巻の書」の捉え方に関する事なので、的外れな部分は当然有るでしょうが、一つの解釈として受け流して下さい。 「押し大目引き三分の一」が大三の元に... 続きをみる
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以前からお話しする様に、引き分けに合う手の内がある事、手の内だけを或いは引き分けだけを練習するよりも、手の内と引き分けを同時に考えて練習する方が良いという事を考えて下さい。 引き分けるほどに締まる手の内は意図的に力を加える手の内よりも意識の面で楽だと考えています。精神面に余裕が無い時は尚更です。こ... 続きをみる
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手の内は握ると締めるの違いを理解したら今は力んでもいずれ手先の力は抜けるようになると思います。「握る」は日頃の感覚のまま掌心に向かって指を丸く畳んでいく感じです。 「締める」という感覚については「引くほどに締まる」との区別が難しいので、始めは形を崩さないと捉えて、会と離れで手の内が一致する事から考... 続きをみる
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残心(身)の形は結果です。なんとなくいつも通り引いているなら今の射は変えられないので、今の射で頑張って的中を追って下さい。 射を変えたいなら言葉の通りに今と違う感覚を試す事になります。 人の手先は繊細で日頃の経験からいつもの状態を脳が記憶して次に生かす様に働く場合は多いです。例えば箸や鉛筆の持ち方... 続きをみる
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射法八節の図に従って手首から先の向きを見ると、弓構えと打ち起こしでは勝手の手首よりも押手の手首の方が脇正面に向いている。 大三では勝手の手首は撓屈し、押手の手首は的方向と言うよりも弓に向いているように見えている。 会を見ると、押手の手首は大三と同じで弓に真っ直ぐ向いて、勝手の手首は的に向いている。... 続きをみる
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左右均等は身体の中心からの左右です。腕を左右均等に動かすと考えるよりも本来左右は均等に出来ていると考えるべきでしょう?しかし実際は解剖学上の左右で言えば異なります。内蔵が左右均等ではないのが理由ですが、あまり影響するとは考えていません。運動で言うと、右手を動かす時には左手も使うとバランスが取れるし... 続きをみる
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