2021年11月のブログ記事
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筈が弦からこぼれる時が有りますが、打ち起こしから引き分けに入る時がほとんどです。弦が戻ろうとする弓力が筈を取り懸けた位置から弽の先に動かす状態が自然です。筈の動きが弦に依って起これば筈はこぼれません。勝手の捻りとは無関係です。経験の浅い間は中仕掛けを太くしての対処法もありますが、応急処置と考えて下... 続きをみる
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勝手の肘は弓力に対抗しますが、肘から先は弦(弓力)に任せます。ここは練習が多く必要になります。押手の肘は見えますが勝手は目視出来ません。押手の肘は見えると言ってますが、あくまでも的を見ている目に映るという事です。打ち起こした両肘の位置で大三が決まるとしたなら、勝手の肘に押手の肘を合わせて身体と平行... 続きをみる
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まず両肘の内側が向かい合っていれば弓構えから崩れてないので肘の意識は必要ありません。必要はありませんが、無意識の習慣で右手を立てよう(寄せよう)とするのは早くにやめましょう。打ち起こした時の矢から会の矢の位置まで最短距離が取れません。酷くなると始めに水平移動して大三に行き下に引き下ろす横引きに陥り... 続きをみる
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打ち起こしは煙りが無風状態で静かに立ち昇る感じですが、一息が良いでしょう。吸いながら上げて吐き終わりで終わるリズムを作りましょう。上がりきって息を抜く事は避けます。常に自然の呼吸に合わせます。顔の高さを過ぎた辺りから吐き始めます。したがって吸いながら引き分けに入る感覚です。上げる高さの45度は意外... 続きをみる
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取り敢えずは弓を持ちません。動作は簡単で道具も要りません。早速ですが、テーブルなどの上に両手を乗せて手の平を上に向けて正面に真っ直ぐ伸ばしてみて下さい。尺骨と橈骨は左右に並んで肘の内側も天井に向けます。これで腕だけの円相は準備出来ました。 このまま腕を内転して左右の手の平と肘を向かい合わせます。尺... 続きをみる
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肘で打ち起こす準備の面がまず挙げられます。両方の鎖骨の先端を支点として肘を回し上げる為に肩と肘をまず意識します。射法編には肘は張らないとしてありますが、捧げ上げると考えるのも打ち起こしや引き分けで肘を弛ませない様に引こうと考えるのもどちらも間違いとは言えません。ただ、取り懸けや手の内に時間を掛けな... 続きをみる
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足踏みは指し向き的に向けられる事で大丈夫で万人に共通と考えています。胴造りは最終的に縦線が生きる為に考える事が優先です。弓を引く事で重心がぶれたり崩れなければ良いです。弓構えは円相の形がそれぞれ違うので、肘や肩が中心だという意識は共通と考えています。取り懸けと手の内に意識が向きやすいので注意すると... 続きをみる
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取り懸けで親指の付け根を押さない(指先側に出さない)なら手首は外に折れません。つまり手の内も同じです。弓を持たずに目で見て確認して下さい。以前に見とり練習の落とし穴を紹介しましたが実際に自分で見て実践して始めて脳が記憶します。経験が無い事を実践する事は難しいでしょう。親指を押しながら手首を戻す事が... 続きをみる
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取り敢えずこれだけを挙げてみます。 足踏みは的に向く事です。広さ、角度は個人で調整して下さい。 胴造りは力まない事が優先です。弓を引く事で安定する様に考えて下さい。 弓構えは整える事です。弓を引く準備で弓力はまだ0に等しい事を感じて力まない事が優先です。 打ち起こしはなるべく高くスッと肘を持ち上げ... 続きをみる
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「引く矢束」から修練して「引かぬ矢束」を会得するという道筋を言ってきました。会を固める「ただ矢束」は頂けませんが始めは引く矢束が普通です。今回は非常に難しい(私にとって)会での「詰め合い」です。 無限の引き分けと会を捉えた時にどう詰める事になるでしょう?引き分けと異なる技術なのかは理解しにくいです... 続きをみる
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前回は取り懸けと同様に親指の付け根を前に出さない構えを伝えました。取り敢えず親指の付け根は受ける事を勧めてきたのが今までの流れです。握りへの当て方が肝と言いながらも弓をきちんと持てているか?が重要だとも言ってます。一見矛盾している様に感じて当然ですが、きちんと持つを正しい当て方を保つという感覚で捉... 続きをみる
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「弦にしがむ」「指で摘まむ」この二つのイメージから始めます。これは手の内にも関わるのでよくよく検討して欲しいです。通常は筆記具や箸などを持つ時や塩を振る時に指で摘まむ状態が多いでしょう。当然ですが指先に近い所を使う感じで中指と人差し指の働きが似ている状態になります。弓道では人差し指は中指に添える感... 続きをみる
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取り敢えず弓は引かなきゃ始まりませんね。神棚を正面に左を向き右手で弓を引く事は決められています。左右均等の概念から右効きが多かった日本人は右手が強い場合が多く、左に意識を向けないと右に偏る可能性が多い事からも左右均等は押手優先で保たれると解釈しています。とここまでは何度も言ってきました。初心者を指... 続きをみる
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人差し指の付け根下半分に筈を感じて構え、打ち起こして引き分けに入ると筈と親指が的方向に出る感触が得られればまずまずでしょう。弓は傘を持つように、取り懸けは電車の吊り革に手を掛けたようにと昔によく言われました。ぎゅっと握らなくても支えられるという主旨だったと理解しています。少しの風なら風上に傘を倒し... 続きをみる
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まず弽を付けないで、右手の薬指と小指を軽く握ります。すると薬指に引かれて中指が軽く曲がると思います。その曲がった中指の第二関節辺りに親指を付けて下さい。そのまま中指に人差し指を添えた形が基本型と考えます。親指の頭を軽く中指で押さえても、中指の第二関節に掛けてもどちらでも構いません。その状態で手の甲... 続きをみる
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「離れ」を思って取り懸ける事よりも弦を引く事も先です。鋭く離す事よりも軽く離す事で冴える事を常に頭に置いてから練習します。故意に勝手の腕を開くと勝手離れに見られる事も頭に置いてから練習します。弓力の反動で腕は開かれますので引く事を優先してある程度の強い弓が引ける様に練習します。経験を重ねて離れに悩... 続きをみる
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押手をしっかり固定して右手で引くというイメージはアーチェリーです。アーチェリーを続けると天使の羽根が出来るそうで、肩甲骨周りの肉が盛り上がった様子を言っている様です。射法訓の捉え方は色々ありますが、始めは右手で引くので押手に意識を置くことで左右のバランスを取るという意図が窺えます。こんな事は皆さん... 続きをみる