mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道の枝葉⑥

取懸けですが、最も必要な感覚は引き分けに入った時に弦溝が弦に引かれる感覚が感じられるか?です。親指や中指で弦を引く事は打ち起こしから引き分けに入る時の避けたい要点です。それに手首が加わると更に後々影響します。会に入った時の矢筋方向への張りは、勝手の肩甲骨から肘を中心にするにしても手首を裏的へ折って(手首の尺屈は一番曲がりやすく力を入れやすい)は離れのぶれる原因になります。弓道の習い始めにはまず親指の付け根は折らない様に考えます。大三で勝手の手首が脇正面に折れると手先の力みが取れることは出来ません。弓を引かないで取懸けの形を見て、親指が的に向いても打ち起こしてからは弦が外れない事を良く理解して欲しいと思います。筈溢れなどが起こると必要以上に捻ったり中仕掛けを太くしたりをやりたくなるでしょうが、元を改善しないと本当の解決は出来ません。一時的に解消出来たとしても、別の問題を引き起こす可能性が有ります。

取り敢えず捻ったり中仕掛けを太くしたりする指導を受けたとしても、応急処置だと考えて、取懸けは見直して下さい。三つや四つの違いは有っても基本の通り引けば起きない事だと言えます。

筈溢れは起きなくなった事よりも何故起きたか?を自分なりに理解する事が大切です。その場の対処ともう筈が弦から外れる心配が無い事を比較してから、これからどれほど楽に弓を引けるかをイメージして欲しいと思います。

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