mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道用語を変換する③

「縦に伸びる」

​耳・肩・骨盤・膝・くるぶし・踵がきれいに一直線になる様な人間本来の正しい姿勢を造る事。いわゆる自然体。これが準備となる様に日頃から気を付けて立つ習慣を付ける。脇腹の筋肉で肋骨を持ち上げる事を意識すると骨盤がわずか前に傾斜して背骨が自然な湾曲を描き、腰の力が抜けて首筋(頸骨)が伸び、顎が引ける。この人間特有である身体の連動を上手く使う事。

タイミング的には打ち起こしで腰の力みを取り、肋骨を持ち上げる。胸を張らないように引き分けて、会で詰め合うと縦に伸びた様に見える。

簡単に言うと、力んで身体を固めない様に上手く力が抜ける事。

二足歩行特有の背伸びが弓を引きながら自然に出来る事。

「横に伸びる」

矢筋の張りは動かさないで両肩甲骨の間を広げるように弓と弦を押す。

矢筋は肩線よりも顔の幅程脇正面側に有るので、的に押さなければ、身体の前面からは左右に開かれた様に見える事。縦に伸びる意識が強まる事で横の張りは窮屈に見えにくくなり、力みが取れて楽に見える事。

横線の基本は、肩甲骨が肋骨から浮いて離れているという骨格の造りを理解し、手首や肘や腕の付け根までは関節で弓力を受ける様に筋肉は使わず、筋と肉で支える肩甲骨自体を力で支えてやる。望ましい最終的な目標は腕の筋肉が会でも柔らかいままで肩甲骨の自由度が高い事。従って姿勢が良くないと縦にも横にも伸びれない。

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