取り敢えず行射の進行(意識)
足踏みの両足裏は60度以内。
胴造りは肋骨下部を少し持ち上げて、首筋と腰が伸びる感じを掴む。
弓構えは肘を張らずに内転で肘内を向かい合わせる。肩からの円相をなるべく力まない形で造る。
打ち起こしは目通りから息を抜き始めて末弭が自分の上に寄り過ぎない様に弓が照るのを避ける。
肘内が向かい合っていれば過度に左肘を巻き上げない様に引き分けに入る。
引き分けで両肩が均等になる様に右肘は押手と対称方向に伸ばす。
引き分けは大三の形通り胸弦へ最短距離を通らせる。
会ではやはり第一優先の左右均等を基準に矢筋を張り合わせる。
離れは張り合わせたまま取り懸けの親指を中指と人差し指の間にずらし入れるだけで、角見、肩の開き、肘の開きなど考えない。
残身(心)では息の詰まり、肩の力み、肘の返り、重心の移動の順に確認していくが、後の矢が有れば矢の数だけは同じ射に努める。
基本的には一立ちの間にあれこれしないと決める。一本一本に的に入れる事を求めても常に同じ様に引く事は難しい。つまりは同じ様に引く意識を持つ方が矢所が近寄り、結果的に対応しやすくなると思う。前の矢が中たろうが外れようが同じ事。