mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

意識の筋道で少しの休憩

行射の流れに対する意識的な物を二回に渡って記してきましたが、ちょっとした視点の事に触れてみます。

射を脇正面から見ると、足踏み線、腰や肩の捻れ、狙いの判断は難しい。

では控える本座方向から見ると、足踏み線、身体の捻れ、狙い、勝手の肘の納まり加減の判断は簡単ですが、左右の肩線や骨盤のの上下になると判断は難しいです。

話の本筋はここからですが、私が大切に思っている射の良し悪しを判断する視点は看的所や垜など離れた目線から見る全体の印象です。細かい部分に向ける視点も大切なのは認めていますが、落ち着き、まとまりなど遠目から受ける印象が最終的には最も大切だと考えています。細かい部分に目を向けるとある意味ほとんどの人が癖を見せてくれるでしょう。修整の時にはそんな視点が重要ですが、全体的に筋道の立ったまとまりが無ければ人に与える印象が良いとは言えないでしょう。優先したいのはこの事で細かい部分に目を向けると色んな癖や直すべき所も目に付くでしょうが、手の内が良い、大きく引いている、物見が良いと部分の良さが目立つよりも、確かにもう少しここがと気になる所が有るけど全体的にまとまっているという射は侮れないと思っています。この事を下地に前回の流れやこれからの記事を判断して欲しいと思っています。指導の基準にもこんな全体の印象は大切だと考えています。何となく他の引き手の会を見てこの矢は中たりそうと感じた事は有りませんか?この感覚は自分にも大切です。

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