mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

引き方の練習

弓の引き方を的中の取り方と区別して練習すると良いですが、簡単に割り切る事が出来ません。剣道を熱心に練習する人に「どうやって人を刀で切るのですか」と聞けば必ず怪訝な顏をされます。柔道や合気道、空手など武道と真剣に向き合っている人へ同じ様に「人を倒す方法を教えてください」と聞いてもたぶんすんなりと教えてはくれないと思います。しかし、ある程度の段階までは人と競う技を練習する部分が全く無いとは言い切れません。武道と競技の差はここだと考えられるでしょう。アスリートの人は、身体に力を入れたまま高いパフォーマンスを求められるので筋トレが必要です。弓道(武道)は力で身体を動かさないように注意します。明らかに偏った考えですが一般論として捉えてください。

「中てにいかずに中たる射」と言っても難しいですよね。射の冴えや品格などと言われても「?」です。映画やドラマ、アニメにいたるまで「強いだけでは駄目だ」というセリフが普通に出てきます。これも初めは?です。つまり弓道で言うと、「的に中てるだけでは駄目だ」となります。何故駄目なのかは技を習う中で自分が悟る事になります。

理解が難しい事を理解出来るまでやるという事が練習です。そのために多くの時間と経験が必要です。つまり「自分を鍛える事」が本筋で、その方法を考えていきますが、何もしないで頭で考えても無駄なので経験を積みましょう。

技を習う、練習する事で精神が鍛えられるとなれば武道は本当に奥が深いです。

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