ここいらで、弓を引くならこれだけは言っておきたい事
弓道はなによりも考え過ぎにならない事が大切です。目的を持たずに練習する人はほとんど居ないでしょう。人それぞれに理想の射が有ると思います。その射に向けて練習する事は大切です。
練習は自分の理想に近づく為に足りない部分や出来ない部分に絞って効率的に行うと良いでしょう。つまり出来ない、出来ていないが現状です。したがって、何故出来ない、出来ていないと悩んでも仕方ありません。出来ていない事を修整する為に練習しているにも関わらず、「何故出来ない」と悩んでもただストレスが溜まるだけですね。そこにどうしても悩むなら、あっさりと出来ない事は出来ないとして、良いと思う部分に磨きを掛ける方向に行くのはどうでしょうか。だいたい、出来ない部分が出来た時の達成感は出来ないと悩んだからこそ生まれる物です。どちらにしてもストレスは避けた方が良いです。
「上手く出来ない事を、ああでもないこうでもないと練習する事が弓道の面白さだ」と聞いた事があります。そう思う人が居るなら、その言葉通りに出来ない事を楽しんで弓道をしましょう。