mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

初心者と一緒の練習

初心者教室を終えて2か月余り、担当していた初心者の方と週に一回ですが、一緒に引かせてもらっています。

ゼロからの出発なので、上達の早さには頭が下がります。私はと言えば同じ処をぐるぐる廻っているだけで一向に進歩しません。ある程度弓が引けてくると誰もが経験する思いではないでしょうか。

しかし私達も弓を引き始めてから数ヶ月もすれば射位で矢を放ってました。

原点回避とか初心に帰るなどと言いますが、時には「弓道」に拘らず夢中で的を射る為に弓を引いてください。時には引きやすい様に取懸けて思いっきり力んでも大きく引いて離してみましょう。実際にそういう引き方で的中の上がる人は出てきます。現実に射法八節がスムーズに進められた方が的中が良いという経験は多く有ります。足踏みで悩み、胴造りで悩み、取懸けや手の内で悩み、構えがしっくりこないまま打ち起こし、大三で悩み引き分けで色々して、会の納まりや離れや残心(身)が一定にならない状態で的中を安定させる事は無理でしょう。

冒頭に挙げた通りにある程度経験を積めば飛躍的に射が進歩する事は難しくなるでしょう。なので初めが肝心なのですが、練習で色々考えて色々試しても結局いつもの引き方とさほども違わない(端から見て)なら知識に縛られず思うまま引いてくださいという事です。真面目に練習してきていれば、思うまま引いても変な射にはなりません。

好きなように身体の動くまま引いて気持ちが楽になるならば、それが本来の伸び合い美につながるかもしれません。

なによりも「駄目だ、出来ない」などと後ろ向きの精神に伸び合いは存在しません。

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