mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

2023年10月のブログ記事

  • 離れの感覚

    離れの感覚はとにかく伝えにくく、昔は口伝になっている部分が多いのは当然だと思いますが、口にする言葉で表わす事も困難です。一番の難点は離れが射法八節の全てに絡み離れだけで説明出来ないからです。私のイメージでは「離そうとせずに離せ」です。準備をするとどこかが弛むというニュアンスですが伝わりにくいですよ... 続きをみる

  • 取懸けと弽

    先日YouTubeを散策していると、年配の方が弽解きの動画をアップされていました。解く練習の仕方も有りました。私は解きませんが弽の種類や弓力が強くない弓を引く場合に依っては頷けます。 理由は射法八節図解の残身で手の平が正面を向いている事と、勝手の中指と人差し指を外しても親指に弦が掛かっていて離れが... 続きをみる

  • 手の内に対しての取懸け

    取懸けも手先の使い方が難しく、大三は肘から先を弦に引かせてと言われてきました。問題はどう引かせるか?で、射法八節図解には肘を伸長させると書かれていますが、どう伸長させる?かなど基本の理解は難しいです。 個人的には手の内も取懸けも弓構えのまま打ち起こしを終えるべきと思われます。ただし身体の構えが優先... 続きをみる

  • 手の内の続き

    耳馴染みの有る「弓を押す」という言葉は取り敢えず手の内と直接の関係は無いと考えてください。手の内の主な役割は弓力を身体に伝える事です。「中押し」は手の内の形を表すニュアンスで、弓と手の内が当たる角度と考えて手の内で押すという意識は捨てましょう。弓力を支えて対抗するなら下筋です。掌底から尺骨を通して... 続きをみる

    nice! 1
  • 手の内について

    手の内は個人差があって1種類に゙きめられません。その中で共通する事を基本とされてはいますが、これもまた捉え方に差があって、同じ基本に゙沿いながらそれぞれ違う事を前提に考えてみます。 天文筋に弓を当てて構える時は、掌底側から決めます。こう言うと斜面系かと思われても仕方ないですが、親指で天文筋に当てる... 続きをみる

  • 押手の押し方

    押すという動作はイメージと感覚に差が出やすいので注意して下さい。当たり前ですが、腕も骨も伸びません。前鋸筋などの筋肉を使って伸ばしますが、大袈裟に言うと全身を伸ばす事が弓道には必要で、結局弓力との釣り合いが押すという事です。 そこでこれに関連して子供と大人の違いをイメージから説明します。 子供は細... 続きをみる