2022年2月のブログ記事
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現代では合成弓と金属矢等の組み合わせは的中が良いと思っています。合成弓は未熟な引き手の技術を助けてくれる感覚が有ります。それに加えて矢はある程度重みがある方が安定して飛んでくれるとも思われます。強い弓なら重い矢が飛ばせるので有利で矢所が散りにくいと考えられます。弓道が「老若男女引き手を選ばない」と... 続きをみる
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古武道の考え方に触れるとほとんどの場合に「作用点の柔らかさ」が話題に挙げられています。相手や物に接する部分の柔らかさを主体に力点は腰や下半身と考えて良いでしょう。弓道でも手の内と取り懸けが物に接する部分なので「柔らかさ」が必要となります。したがって力点は腰や丹田と思って良いでしょう。それに加えて、... 続きをみる
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打ち起こしから会まで肩線と矢は平行が望ましいですが若干前に矢が向く場面も考えられます。引き分けでは弦を引き弓を押して肩を的と裏的に伸ばす事は多くの引き手が意識すると思います。 会を引き分けの延長として肩を伸ばして行けば離れが起きるとしてなるべく手先の力を抜く引き分けを目指しているでしょう。これはか... 続きをみる
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徒手やゴム弓でも実際に弓を引いている時に会から大三に戻すと、会に入る前の大三に戻るかについて検討してみるとどうなるでしょう?同じ大三に戻る事は結構難しいと思います。私も無理です。 ところで以前鉄棒の話題に触れましたので大三の連続性に絡めてみます。鉄棒にぶら下がって時間を競う時と鉄棒で懸垂をする時に... 続きをみる
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弓返りの程度についての判断基準に触れてみます。弓返りは「起こる」が前提としています。 取り敢えず初心時期では90度が始めの目安で良いと思います。始めて2~3年の間に向こう弦(180度)になれば御の字でしょう。 270度が正しいとの説を耳にしていますが、中には一度腕に当たってまた元に戻るほど激しい弓... 続きをみる
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執り弓の姿勢で、左手は籐と握りの境に中指が当たります。親指と人差し指はあまり使わない状態で、中指中心に小指で傾きを取る感じと思います。残身でこの状態に戻ればそのまま弓を倒せば元に戻るでしょう。したがって離れの判断基準にもしています。弓が下がりすぎたり下がり切れていないを見る感じです。勿論弓返りの回... 続きをみる
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始めに挙げたいのは意識の癖です。的中を手の内に頼りすぎている事で引き分けでも手の内に意識が集まる状態は避けたいと思います。これは的中に悩むと離れに悩み始終手の内が気になるという流れで潜在的な場合を含めるとかなり多いと言えます。ですが手の内が的中に深く関わる事は誰しも思うでしょう。したがって意識の持... 続きをみる
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「飛・貫・中」矢勢が良く貫く力も有り中りも確実なら申し分ありません。三指で薬指はともかく小指を締めるか?中指を使うか?はどちらにも充分に理が有ると言えるでしょう。 上押しが手の内の中で起き手首は除くと考えれば、小指を決めて親指の付け根や虎口で押す事は納得出来る理屈です。手の内の上側辺りだけに弓力が... 続きをみる