mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道で襷と着物

襷は着物の袖を始末する役目なのは想像がつきます。今回は着物を着ないで紐の様な物を緩く襷掛けして肩や背中に触れる紐を意識すると姿勢が自然に良くなるらしいという事を挙げておきます。服の上からだと感じにくいですが、中に掛けると1日中付けても構わないと聞いています。袖の始末の襷ですが別の効果にも理がある様です。これで姿勢が良くなれば楽ですね。

実は着物や帯など身体に巻き付ける物にも正しく身体を動かす効果がみられる様です。現代では着物はごく限られた場面や限られた人しか着ませんが、襷を掛けたり着物を着たりする効果を見直して身に付けるのも意味がある様です。重い苦しいと敬遠してばかりいないで時には身に付けるのも一考です。

動きにくいと感じる着物ですが、元々は日本人の当たり前が着物です。武士は着物に袴で刀や槍、弓を使ってます。馬乗りという二股に別れた袴も文字通り馬に乗るための工夫でしょう。

襷掛けや肌脱ぎ等の体配も言ってみれば単なる慣れです。普段しないので難しいと思えますが、回数を重ねれば解消されるでしょう。弓道も習慣付ければ何でも無い事は多いです。繰り返しの修練で意識しなくても身体が動く様になれば無心にも近づくでしょう。良い癖を付ければ多くの事は身体に任せることが可能になります。月に一度百射するよりも、週に数回一手でも引きたいですね。私の先輩ですが、例え一手でも着替えて引く人がおられます。尊敬に値しますね。

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