足踏みと胴造りは全てに関わるので切りが無いですね。なので、取り敢えず先に進めてみます。 弓構えですが、ここ最近は足踏み・胴造りとまとめて一つみたいな感覚でいたのを反省しています。小笠原流が言う所の「前の済まし」が終わる節とも言いますが、度々挙げたように物見を入れて打ち起こしする時には覚悟をします。... 続きをみる
2023年1月のブログ記事
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小笠原流が言う進む足は動画で見てもとても難しいです。皆さんは歩く時に膝を伸ばしていますか?曲げるとまでは言いませんが、私は少し曲げ気味です。日本人は元々膝を伸ばさない歩き方をしていたらしく、西洋文化の影響で(伸ばせ伸ばせと言われたらしい)伸ばす歩き方になったと聞いています。 前回の胴造りで、ひかが... 続きをみる
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胴造りについてですが、足踏みを終えた状態で胴造りが出来ていると考える事の是非ですが、基本的には別物です。まず真っ直ぐ立っている確認と足踏みがきちんと出来たかの確認で済ましていないか疑って下さい。胴造りは難しい概念ですが、私自身が思う事を先に挙げます。 足踏みとは別物でも切り離せない事が一つ、対応の... 続きをみる
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矢束=矢の長さで無い事は御承知でしょう。「矢束一杯に引く」と言っても矢を引き込む様に目一杯引くのではありません。基準として自分の矢束はもう一度確認して下さい。と言っても矢束は基準では無く標準です。 足踏みの外八の字60度は基準ですが、昔はもっと広かった様に聞いてます。 矢は足自体を広くすると上に飛... 続きをみる
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学生時代の部旗が不動心でした。 「雪の目付け」という本多翁の概念が教本にも記されています。一方で「目に的を映す」という的に囚われない意味合いも同時に載っています。 物見の大切さと身体への意識の大切さと捉えていますがどうでしょう。 的から目を逸らすと集中力が一部に偏って違う部分が抜けます。大三に行く... 続きをみる
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基本≒公式 実践≒公式+思考≒応用 実技≒応用+経験 成果≒実技+感覚 数学を習っても、実社会で頻繁に使う物はそんなに多くはありませんね。加減乗除が出来てればそんなには困らないでしょう。専門職に就けば職種に依って必要な物は増えるとは思いますが、公式が証明出来なくても使う事で解決する事の方が多いです... 続きをみる
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弓道の所作も実際に弓を引く動作も簡単です。簡単な故に想像力を働かせる必要が出てきます。現実的には所作を簡単に会得出来ません。射も弦に矢を番えて飛ばす事は簡単に出来ても中りを取り続ける事は非常に困難です。 感性を習慣に変える事が難しいので、感性に根拠を探します。しかし、感性は頭で得た知識とは反対の位... 続きをみる
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大三を真上から見て押手と矢の角度が約35度で、矢と身体が平行なら必然的に肩線と押手も35度になる。先に押手を決めて矢と身体の平行は勝手の肘位置で調整する。 考え方として、「押手の位置が優先で身体と平行になるように勝手で調整する」(教本射技編2巻引用) 素引きをして戻した時に押手と弦の間が一拳。 最... 続きをみる
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高校生部活でメンバーが試合に遠征したあとに、残った部員が道場で練習した時の出来事です。5人立ちで合計20本。 私の指示した条件は前の人が会に入った時は物見をして待つという事だけです。これで残った部員全員の的中が上がりました。居残り部員は日頃の的中はあまり芳しく無かったですが、平均15中位にはなりま... 続きをみる
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試みても簡単(案外)に出来ませんが、意味は有るので挙げておきます。 射位で足踏みを直さない。 取懸けと手の内の整えを早くする。 手の内を意識しないで大三に移る。 甲矢を引く時に乙矢が飛んでしまう脱力の限界を知る。 弓を前に放おる。 残心(身)を同じ長さ執る。などです。これらが試せて習慣に出来れば的... 続きをみる
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高校時代は顧問一人(未経験)で日頃は先輩からの指導、長期休暇の時は地元の道場で市弓連会長に指導を受ける形でした。大学時代は、基本的に先輩で、師範は引退されていたので、1〜2回指導を受けたかな?という程度です。 お分かりの様に、現在の様に外部コーチや社会人の方との接触はほとんどありません。練習時間は... 続きをみる
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学生さんは時間の許す限り矢数を多く引きましょう。間違いが有っても間違いに気付ければ良い事です。皆さん正しく引けてないから練習します。正しいかどうか?は問題にせず基本を無視しない程度に数を引いて経験値を増やして下さい。 一方で現役の社会人は練習時間が限られています。引退してゆとりが出来ても今度は体力... 続きをみる
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「和弓は下が強いので手の内に上押しを掛けて的の高さに矢所を集める」というのが物理的原則です。 履き矢する高校生に指導者が「上押しをもっと掛けろ」と言っていましたが、私には違和感しかありません。 押手が弛む、手の内が効かないと仮にしたとして、矢は上に飛ぶ事が自然に思っています。和弓は下が強く矢を右に... 続きをみる
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「小指を親指に近づける」は縦に広がらない様な手の内を造る感覚ですが、指先同士を合わせる感じと付け根同士を近づける感じでは違います。前回の補足的ですが、「掌心を握りに触れさせない」という事から、人差し指の付け根と小指の付け根と親指の付け根は握りに当てるという意味を持つと思って下さい。天文筋の小指側の... 続きをみる