mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道の基本とはなんぞや

基本≒公式
実践≒公式+思考≒応用
実技≒応用+経験
成果≒実技+感覚
数学を習っても、実社会で頻繁に使う物はそんなに多くはありませんね。加減乗除が出来てればそんなには困らないでしょう。専門職に就けば職種に依って必要な物は増えるとは思いますが、公式が証明出来なくても使う事で解決する事の方が多いです。じゃあ何故数学を習うのか?については、論理的思考力を身に付ける為だと聞いてます。何かにぶち当たった時の考え方を学ぶという事でしょうか・・・。
知識は自分が理解していなくてもどう使うかを考える事で応用していけます。使う事が経験値を上げます。経験値が上がると、違う壁に当たっても対応の仕方に幅が生まれるでしょう。
疑問が生まれた時に対処出来るアプローチの方法を多く持っている方が解決の糸口は掴みやすいと思います。
私は感性を磨く事を重要視していますが、射について悩んだ時に、解決する方法に当たりを付けるには大切だという意味合いです。更に見聞きした事がどういう事かの判断力にもつながるでしょう。基本はそのままにせず、自分なりの言葉に直して使いたいものです。
経験したすべての事が判断の素に出来ると考えています。その判断も全て正しくは出来ませんが、間違ってしまった判断も経験値を上げてくれます。
射法八節の図を絵で見るだけでなく文字にも目を通し自分で「こういう事か」と類推します。また、射法訓や禮記射技も丸暗記するだけでなく、何故こう言っているのかにも興味を持ちたいですね。
弓を引くほとんどの人が目にしてる物であることには間違い無いでしょう。出発点と捉えるか?終着点と捉えるか?に差が有っても、実際問題として無視は出来ないし、時には振り返って触れる物だと思います。
結論から言うと、私の中では基本を知っていても使えてない引き手は案外多いのではないか?という事です。前述のとおり、使うには実践と実践した経験が必要で、その積み重ねが多いほど感性は鋭くなっていくと思います。全くのイコールにはなりませんが、公式は知ると知らないでは成果が変わるかもしれません。もし知っているなら使わないのは勿体ないと言えるでしょう。分かり切っていると思わないで、時には基本の内容は掘り下げてみて下さい。
例えば「爪揃え」など必要か?必要なら何故か?爪揃えをするとどこがどうなるか?ここまで考えると、逆に手指の個人差で爪揃えが難しくても、ここがこうなっていれば良いという風に、形に囚われないで済むかもしれません。これは1例に過ぎませんが、頬付け、胸弦、口割りなども違った方向から見られる様になるかもしれないです。伸び合いなども単に「伸びて伸びて」で済ませていないでしょうか?結構な勘違いも決して少なくありません。
手の平を上に向け自分で見ながら、何も持たずに何も考えないで三指を曲げてみて下さい。伸ばしている時よりも爪の位置は揃ってきます。逆に言うと力むから自然には揃わない。なので弓は柔らかく握るのが良いと意味を捉えられます。私の指は中指よりも薬指が1㌢短く、更に薬指の先の関節位にしか小指はありませんが、無意識に曲げるとほとんど揃っています。なので、爪揃えというよりも、この自然な状態で引ければ良いとして自分なりの基準にしています。

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