中りを取る事は難しいと考えない方が良いとこれまで言ってきました。地連で話題にするとほとんど受け入れてもらえない雰囲気になります。当然ですが色々前提条件が有る上の事です。しかし、その条件は難しくは無いです。射法訓や禮記射技や射法八節の図に目を通した覚えが有る事で少なくとも最低限の基本が頭に有って、出... 続きをみる
2022年10月のブログ記事
-
-
正面打ち起こしでの手の内は出来るだけ柔らかく構えます。人差し指も親指も伸ばそうが曲げようが構いません。それよりも会と離れでの形の変化に目を向けて下さい。取り敢えず形の変化が少ない方向に修正する方が良さそうです。曲げているものが伸びたり伸びているものが曲がったりするなら、何らかの能動的な動きを加えて... 続きをみる
-
始めからうまくいかなくて当然です。その事を念頭に枝葉を挙げていこうと思います。それも1連の動作を辻褄が合うような形の流れに沿って考えます。 足裏の角度を60度から広げて行くと、矢所が少し上がると聞いてます。足踏みの幅自体も広げて行っても矢所は上がって引き足らずの感覚がある時にも若干引きやすくなると... 続きをみる
-
時代劇で弓を引く姿を見れば経験者の多くは「ちゃんと引けてない」と思うでしょう。撮影では強い弓を引く必要は無いし中りも的に矢を立てて別撮りが可能です。主旨は見様見真似でも目で見た情報の通り再現することは簡単では無いという事です。仮に弓道の本などで基礎知識を得て撮影に入ったとしても結果はさほど変わらな... 続きをみる
-
一つ皆さんに考えて欲しい問題を挙げてみます。 「手先の力を抜いて肘で引く」です。肘で引くを目指し手先を使わないで引いた結果として、引きが小さくまとまり、また肘を痛めたという話を聞きます。結果的に引きが小さくなる事や肘を痛めるという事はマイナスです。 手先の力を抜いて肘で引くは間違った内容と思ったこ... 続きをみる
-
私の仕事は完成(仕上がりや仕舞い)が頭に無いと進みません。首尾一貫してないと度々後戻りする様になります。全てがそうなのかもしれませんが、形が残る仕事なので特に始めの段取りが上手く行くと最後まですんなり進みます。逆に行き当たりばったりに始めると後になるほど問題が出ます。すると気持ちも落ち着かずに間違... 続きをみる
-
-
-
-
以前には手の内を押手と勝手の両方共の総称としていました。射法の前提に左右均等が有るからです。押手と比べて取懸けを軽く見るとあまり良いとは言えないでしょう。 引く時には押手の手の内、離れでは勝手の取懸けを気にする引き手は多い印象が有ります。矢所が散らばる時などは押手、離れに違和感が有れば勝手と弓構え... 続きをみる
-
-
親指を押し入れて手の内を回さない方が良さそう。 橈骨と尺骨で均等に弓力は受けたい。 大三で手の内を的に向け角度を調整しながら引くと少し高度な技術で、押手の肩周りが弛みやすいので注意する。 基本の通り目付け節辺りに意識を置いて的に押すよりも常に弓を押す。 押し大目引き三分の一と言っても自分の左右均等... 続きをみる
-
斜面に手の内の練習方法で「紅葉重ね」を聞いた事が有りますが、初心者の場合に薬指が三指の中で一番力む事が関係しているのでしょうか?普段でも手を握る時に薬指が飛び出ている状態にはなりにくいと思うのですが弓を引けば薬指が活躍する事は多く見受けられます。一つの原因として中指を的に回しながら引き分けに入って... 続きをみる
-
射法訓を残してくれた吉見順正はたぶん紀州竹林派の創始者と記憶しています。射法八節の図は正面打ち起こしですが、射法訓は斜面で禮記射技は中国が出典という事を予め理解する必要が有ります。私の個人的想像ですが、斜面なら小指の重要性を考えて手の内を追求していただろうし、射法八節の図のモデルとされる中野範士は... 続きをみる