上の図で中指の先の間接が曲がっている事に注目して欲しいです。大三から握りの右側を甲の方に引っ張ってしまうと離れで手の内を左に振ります。三指の爪先は揃えても第二間接には余裕を持たせます。的中にはかなり重要になるでしょう。人差し指は中指に添えて親指の先の辺りに自然に曲げます。ぎゅっと伸ばしたりぎゅっと... 続きをみる
2021年12月のブログ記事
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高校時代ですが、胴造りの練習をしていました。目を瞑ってです。不意に先輩から腰の後ろを押されます。当時は倒れない様に必死で耐えるだけだったので、押す力を抜かれると逆に倒れていました。 今考えると、倒れない事よりも押された所で身体が折れてしまう事に気を配れば良かったのではないか?と思います。いわゆる腰... 続きをみる
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教本を自分の言葉で全て置き換える事は一生掛けて望む事で無謀やはりでした
足踏みについて私の記憶では、左踵は薄氷の上に置く様に足先に意識を置いて氷を割らない感じ、右足先はライオンの尻尾に乗せているのでライオンに気付かれて噛まれない様に踵に意識を置く様にするという考え方に触れた事が有ります。要は前後のバランスを取るという目的が一つと押手側は足先に意識を置く方が弓に負けにく... 続きをみる
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目使いは場の掌握ですが、実際には目線で物は追いません。場の掌握は視野を広げて行って下さい。視線がうろうろしない事と息を乱さない事は武道では基本的な事だと思います。毛色は違いますがカメラの定点観測の様に視点は一定でレンズの能力を変えて範囲は拡げます。場の掌握は狙いにも関わります。「的は目に映す」これ... 続きをみる
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まず礼(禮)記射技です。弓を持つ前に姿勢は正しくします。昇段審査の練習時に勿体付ける事や合図の為の背筋を伸ばす動作は本来不要です。いつも姿勢に気を付けて崩れなければ直す必要はありません。簡単に言うと中国では役人登用の試験として弓を引かせて判断の材料にしていたと認識しています。つまり射を見ればその人... 続きをみる
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自ら考えて実行してみて壁にぶち当たれば進歩のチャンスだと捉えましょう。現在範士の方も始めは初心者です。 教本は文字を自分の言葉に変えて練習しましょう。昇段審査の学科対策と日頃の練習は違います。 身体を正しく調えて息を深くゆっくり調えれば弓を引けます。多くの事は良い姿勢と正しい呼吸が元になります。 ... 続きをみる
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私は正面に打ち起こすので斜面の方とは異なる部分も有るでしょう。けれども基本的に大きな違いがあるとは思っていません。的中を得る為や射を安定して続ける為などとすれば根本は同じです。 さて本題としては整える場面と働く場面に一応分けてみます。弓構えと引き分けの前半は「整える」です。しかし弓力は引き分けに入... 続きをみる
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足踏みと弓構え、胴造りと打ち起こし、弓構えと引き分け、打ち起こしと会、引き分けと離れ、引き分けと残身を紐付けて考えてみて下さい。隣り合わせの節より広げて考えてみると今までと違う見方が出来るかもしれません。極端な話では胴造りから意識するひかがみが会の詰め合いにも出てきます。つまり弓を引くという事はひ... 続きをみる
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押手の肘はゆとりが必要です。正面打ち起こしは弓構えの円相で押手の肘は伸ばしません。大三に移る時にまず押手の肘を伸ばすと、さも押せている様な感覚に陥りますが単に力みです。前回の手の指と同様に自然体から伸ばしきると力みます。力みがあるままで肩を開くと手先も肩周りも力みます。腕を動かす時に手先の力みが取... 続きをみる
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「指を白くする。」 力みが窺えます。白くなっていると違う所で血が滞っているので力を入れるとしてもこれでは過ぎてしまいます。 「中指などの第二関節が伸びている」 指を掛けて握りを引っ張っている状態です。そのまま離れると中指の外に弓を巻き込んで取り落としてしまう為に離れで弛めてしまう場合が増えます。指... 続きをみる
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角見と右肘が呼応するとされている場合が多いと感じますが、個人的には矢筋は角見と弦溝が意識として近い感覚だと捉えています。離れを考えて更に左右均等を考えると肘は肘、肩甲骨は肩甲骨と左右対称にが自然なのにと思った事はないでしょうか? 勝手はどうしても手先の操作に陥りがちになる事への警鐘を鳴らしていると... 続きをみる