mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

可能な限り教本の言葉の置き換えに挑戦していこうと思います。

まず礼(禮)記射技です。弓を持つ前に姿勢は正しくします。昇段審査の練習時に勿体付ける事や合図の為の背筋を伸ばす動作は本来不要です。いつも姿勢に気を付けて崩れなければ直す必要はありません。簡単に言うと中国では役人登用の試験として弓を引かせて判断の材料にしていたと認識しています。つまり射を見ればその人の人となりが判るという事です。つまり「徳行を観る」です。

後半のポイントは二つだと思います。まず「本心は本人が知っている」という事です。全ての人が正直に話せば真実は簡単に解るでしょう。例えば裁判などは不要になります。次に的は動かないと共通しますが、自分の動揺で外れ矢になるという事です。勝ち負けの原因は自分に有ると考えていきましょう。

冒頭に全ての含みが有ります。「射は礼に中り、内志正しく、外体直くして」という事です。

いわゆる共通意識の根本ですね。

射法訓は前文まで全てを読んでみて下さい。「射法は」の書き出しは「正技とは」です。ここは何故か変えてあります。書に曰くの書は「五輪砕き」を探して下さい。余裕が有れば「四巻の書」など読んでみると面白いかもしれません。三位一体の古文献のページで宇野先生が書かれている所を読みながら礼記と射法訓を理解しておけば、射法編の大筋は理解しやすく、読み進めも楽になると考えています。

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