mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

伝わるかは不明ですが手の内の感覚的な部分に触れてみます

昔は弓を親指と人差し指で挟む事を試みた事が有りますが、16~17㌔位の弓力からは自然に挟まる様な感覚になってきました。むしろ人差し指と親指を広げて虎口の皮を張る方が難しいと思います。弓返りを弦が腕に当たる位までと考えれば挟む場合は90度か270度で止まると思います。弓返りの正解は270度で止まるという事を聞いたことも有りますが腕に付くまで返るのは弛ませているという事らしいです。私には正解はわかりません。私の感覚では挟むと向こう弦位(180度)で止まる事が多かった様に思います。手の感覚から言うと、向こう弦で止まった時は回転する時に握りの角を感じます。挟んだ故に弓の幅を手の内が感じている様な残身でした。爪先立つように指を握ると弓返りに巻き込まれて弓を取り落としそうな感じになりますが、落ちるまでにはなりません。自分なりに調子の良いと感じる時は、引き分けの後半それも会の直前にほんの少しですが手の内の中で弓が「きちっ」と音を立てて角見を押す方向に回ります。最終的にもう一つ手の内が入ると言うか弓が回ってくると言うか表現は難しいです感覚に差が出ますけど人には気付かれないほど微かな感覚です。自分なりに手の内を絞めすぎていない結果として良い方に捉えています。この感覚を感じる様になったことで、引き分けで手の内を入れようとする事は必要無いと思うようになりました。手の内は見た目よりも効きで、しかもそれは本人にしか分かりにくいために難しく思えます。以前に感性を磨いて選択の当たりを付ける事は手の内には大切となるでしょう。自分には合わないとか難しいとか思えただけで試した価値は有ると思われます。失敗は成功のもとというのはたぶん真実です。全て正しい方を選択し続ける事は不可能です。失敗しろと言う訳ではなく、失敗は恐れなくても無駄な努力にはならないと考えています。手の内を所詮は弓の握り方と考えるのも良し、弓の当て方と考えるのも良し、禅まで昇華させて考えるのも良し、色々な見方が有るでしょう。結局は手の内に拘りすぎると左右のバランスは崩れるリスクが出ます。この事は選択するときに頭のどこかに置いておきたいと思われます。初心の間、つまり引き方にこれという物が見えてない間は引き方に手の内が合うか?選択肢は多く持っている方が良いでしょう。最後に私の手の内で最も説明が難しい所を挙げておくので検討してください。虎口の皮を巻き込むがべったり握りに付けないで人差し指と親指の付け根が掌底と合わさって弓を支えている上に虎口の皮にはゆとりが有って弓は手首からなるべく離れている状態が私の今の最善です。弦音、中押し、弓返りにはこの感覚が重要だと思います。

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