mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道を考えると終わりが無いが・・・

どの武道も同じ様に修行に終わりが無い場合がほとんどでしょう。自分の限界を突破するには並大抵の努力では難しいと考えています。

第一段階としては対戦する時期が有りますが、前挙げたように私が知る範囲で、例えば剣道大会など中心選手は三段から四段、柔道でも黒帯は四段までで、赤帯や紅白の帯を締めて大会に出場する選手は居ません。つまりは五段辺りから他者と戦う時期を卒業して自分磨きに入っていきます。

弓道でも中たりだけの追及では無とされているのもこういう意味合いが強くなるからと考えられるでしょう。

つまり、中たりがある程度確定する時期としては三段から四段位で広げたとしても五段までとなるように思っています。剣道は四段昇段から四年間は五段受審出来ません。四段昇段から四年間はじっくり修行しろという事だと考えられるでしょう。弓道でも称号者となれば単に中てるだけでは認めてもらえないと推察しています。

的中だけで昇段出来る時期はせいぜい四段まででしょうか。試合に出場して第一線で活躍しようという目論見は三段、四段までが中心と思われます。

真剣に弓と向き合えば確かに終わりなき修行でしょうが、極論と言えど試合出場で楽しむ弓道なら中たりに拘る弓道も有ると考えています。

自分が望む目標を昇段とするか、試合で活躍したいかで修練の道が分かれるのかもしれません。学生時代は特に中たりに拘るべきでしょう。

指導者の立場の方にとっては難しい問題ですが、「正しく引けば中たる」「中たると正しいとする」「射技や体配で優秀賞を目指す」など基本の指導法が異なるかもしれません。正しく引いて中たる弓が最善である事に代わりはありませんが。

個人的には、経験の浅い学生の射でもコンスタントに中たりが取れていればそれなりに良い射として構わないと思います。自分が考える現時点の選択がその時の最善と思います。常に正しい物を選べるとは限りませんが、自分が選択するという事自体に意義を見つけていくべきだと思っています。私自身が自分の感性で選ぶしか他に方法が見当たらないので。

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