mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

エッセンス⑨結局は

歩く様に弓が引けると楽になると挙げましたが、ここで1つの疑問が出てくるのでそこに触れてみます。日頃の動作にも人それぞれに特徴があります。いわゆる癖ですね。ここからは感覚で読み取ってください。

癖が有っても歩く事は出来ます。箸の持ち方に癖が有っても食べ物を口に運べるように癖が目的を絶対的に阻害するとまでは言えないでしょう。癖が有っても弓は引けるし的にも中てる事は出来ます。一旦この事を頭の中で整理しておいて練習してください。どんな歩き方でも本人の自由です。今は健康の為にとか歩く理由が有っても、元々は目的地に着けば手段は何でも構いません。正しく歩かないと着けない事も無いでしょう。弓を基本の通りに引けないので的に中らないと短絡的に考えないようにしてください。

正射必中は最終目標だとしても、正射は1つとは限りません。的中の良い人が皆同じ射をしている事は無いでしょう。それぞれの型を組み立てられ、自分の中て方を持っている人が的中も安定するのではないかという事です。

要するに、外見や人の評価などは気にしないで自分の射(自分の中たり)を求める事でストレスの殆どは無くなると思っていて、結果として中たりに近づくと言えるでしょう。ほとんどの場合は「綺麗に引く」事よりも「良く中たる」方が色々な゙面で弓道を楽しめます。

弓道が背伸びをして、気持ちが伸び伸びする武道だと考えるならば、出来ない、中らないなどのマイナス思考が生まれない方が単純に面白いでしょう。

出来れば楽しんで弓を引いて欲しいと思っています。武道に修行の面があると考える事が悪いという事ではなく、辛い事も修行も前向きに考えましょうという事です。何事も全てが思い通りにいく方が稀です。弓も同様で、全て思い通りに引ける方が少ないでしょう。上手く引けない事も楽しんで全てを弓道として受け入れる状態が最終的には一番です。

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