mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道の纏め括り

弓道の最高目標は昇段試験の学科を受けていれば難しくは無いかもしれませんが、知識として得ても実践は大変困難です。故に、長期の最終目標とは別に短期目標は必要です。一つの事を長く続ける為にはある程度低い実現可能と思える目標を設定しないと難しいでしょう。今年中には、数か月掛けて位アバウトで構いません。一定のモチベーションを保つ事は意外に困難です。

さて、弓道を極める為には大切にしたい根底にある事を挙げておきます。過去に色々挙げましたが、何事にも通じる事として考えて下さい。同じ知識を持った人や同じ目的を持つ人が集まっていても新しい事は起きません。感覚的に言うと、弓道を知らない人にこそ美しいという印象を与える事が出来るだろうか?という事です。手の内が綺麗とか押手が良いとか会が持てている持てていないとかは所詮仲間内だけの狭い所で通じる会話です。他の事で道を極めようとしている人、極めた人にも良い印象を与えられる、或いは理解してもらえる弓を引きたいですね。もっと言うと、弓道を知らない人に「あの人良く中るねぇ」と言わせるのでは無く、「あの人何か他の人と違う」「上手く言えないけど綺麗ね」など的中とは違う興味を持ってもらえる事が所謂その道を極めると考えられるでしょう。単純に真ん中に中ると「凄い」と言う人たちに違う印象を引き出す事が結局は最高目標と置き換えられると考えています。今居る位置から離れてそこを眺める事、同じ環境に居る人たちから少し距離を置いて考える事などが進歩には欠かせない事となるでしょう。俗に言う第三者の発想は当事者には気付きにくいという事が往々にして有ります。いつも同じメンバー(同じ考えや知識を持つ人たち)だけで練習しても変化や進歩は起こりにくいでしょう。弓道を極める為には、剣道家、柔道家、或いは全く違う野球選手などのスポーツアスリート、はたまた芸術家や文化人など広く様々な考えに接する事が非常に大切になるでしょう。私の中では、悩んだ時にこそ違う考えに触れる事で解決の糸口が見えるかもと考えています。

纏めの括りとしては、インパクトが足りない様に思われるかもしれません。しかしながら、日々の練習で自分に拘って逆に自分を見失っている人も多いのではないでしょうか?それはすごく狭い場所で多くの事を考えている結果だとも言えます。上達する近道は無いかもしれませんが、心の素直さと考え方の柔軟性、当たりを付けて考えてみる感性は知識に勝ると考えています。

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