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未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

取り敢えず弓道を始めて1〜2年でそこそこ中たりを取るには

高校の部活動に入部して引退まで実質弓を手にして引く期間は2年間くらいでしょうか。ある程度の成績を残すには充分な期間とは言えないかも知れません。最近の母校を見ると、昔より推薦で進学する人も多くなった様にも思われます。なら、部活動の成績が良いのも一つの推薦理由となり得ます。

本題の短期間で中たりを取るにはという事、しかも初心者から始めてという条件付きで検討してみます。

まずは「教えてもらう」から「自分で考える」に変われるかが一つ挙げられるでしょう。

次に最初に熱中する事です。車の運転でも免許取得してすぐ乗った経験が有るのと無いのでは大きく違います。しかも車に興味が持てれば尚更ですね。

この二つは気持ちの部分での事ですがかなり重要視出来るでしょう。

問題は技術面です。大雑把に言うと、常に弓に対して押手の腕を真っ直ぐに向ける事。押手の肩を上げない事。始めは「ただ矢束」が当然だと自覚するという事。斜面打ち起こしでの弓構え、正面打ち起こしでの大三で整えた手の内で離れまでいける事です。

最後はあまり難しい技術は直ぐには身に付かない事を認めてしまうと良いでしょう。

妥協とは違い、今はまだ出来ない事、偉い先生の言う事や教本などの知識は直ぐには理解出来なくて当然だと思う事が有ると認めてしまうのです。細かい部分は出来ていないけど全体でまとめる事が出来ればかなり有利となるでしょう。自分自身を振り返っても、考える中心は中てる事でした。どうしたら中たるのか?と一生懸命考えてする事は無駄では無いでしょう。誰しも自分の中たりを持っています。安定して中てるには高いハードルが有るかもしれませんが、全体のまとまりが整っていればあまり道は逸れないと思われます。伝わりにくいかもしれませんが、引き手を看的所辺りから見ていて不自然な動きが見えない時には的中も良いと感じています。最終的には「会での安定感」ですね。極端に言うと会での安定感が的中の安定感です。人の引いた会を見て「この矢は中たる」と感じた経験は有りませんか?色んな所を注視すれば未熟な部分は有っても、中たる雰囲気は誰でも出せます。例え長く弓を引いているとしても、この会での安定感が技術的にも精神的にも重要です。基本通り完璧な射が実際にどんな物か目にしたという人は正直居ないんじゃないかと思っています。どちらかと言うと、人それぞれの射が有ると思ってきたので、最終的には自分の中たりを見つけられた人が結局は中てていると考える事も間違いとは言えないでしょう。表向きは正射とか基本とか実際に求める道なのでしょうが、誰しも辿り着けるとは限りません。しかも始めて数年では難しいのは当たり前です。細かい部分は後々出来てくるとしても、まずは全体をまとめるという意識を持つ事が大切に思っています。

繰り返すと、押手は弓に真っ直ぐ構えて、押手の肩を下げ、遠目に不自然な動きをしないが近道で、後々も生きてくると考えています。

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