mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

前回に付け足したい事

頭の中を文字に起こす事は本当に難しいといつも感じていて前回もうまく伝えられて無いでしょう。もう少し加えてみます。

今日の一本目は前の練習を引き継ぐというよりも常に変わらず意識してきた弓道に対する自分の思いを再確認すべきだと思います。本当の自分の気持ちを知る事も書かせてもらいましたが、最終的にはどう引きたいか?元々どんな弓道を目指しているのか?を意識してから引くという事です。勿論射位に立ってです。巻き藁を準備運動とは考えずに、その日の修正をする場所だと考えてみましょう。まず弓を引く時には何もせずに射位に行って今日はどうかを理解する事も検討して欲しいです。身体自体の準備運動の後ですが。今更武器だった頃の話をしても時代錯誤となるかもしれませんが、いきなり弓を手にして敵を射る場面が有ったでしょう。現在でも試合場や審査会場の状況に依っては、巻き藁を充分にあるいは全く引けない事も有り得ます。巻き藁を引けてない事がある意味ストレスやプレッシャーになる人は少し考えて欲しいと思います。ぎりぎりまで巻き藁を引いている状態は切りが無いと感じる事が今までもたくさん有りました。現状をそのまま受け入れる気持ちも自信の一つです。試合の前日など多く矢数を掛けている人もいます。逆に数日前から少しずつ減らし前の日は引かずに体調を整えるためゆっくり休んだ方が結果的には良いと思っているくらいです。

中たりを取っていく場面では今日の状況を感じ取る感性が必要です。それはやはり日頃からの訓練で磨かれるでしょう。始めに射位に一手立ち、今日の状況が解れば巻き藁などで修正を掛けていく。あるいは気持ちの反省をする。こういう練習が習慣になれば焦る場面も減ると思っています。しかしながら巻き藁をずっと引かないで射位ばかりに立ったり、ゴム弓を全く使わない、素引きもしないという中てよう練習は良くないと思われます。何事も程度問題ですが、今日の自分が把握出来て、握りの感じ、弓の感じ、更には風などの自然まで肌に感じられれば弓道も進歩していけると考えられるでしょう。不動心などは修行では無く訓練や習慣化で身につける事は可能だと思っています。或る学生から「試合の前日に急用で練習に来れない」という不安感を聞いた時、「ゆっくり休んで頭の中でイメトレでもしたら?体調第一!」と伝えた覚えがあります。当日の結果は良好でした。人に依って違うでしょうが、いつも不安感を持って試合前に緊張しがちな人には意外に効果があります。精神が大きく作用する事は何事においても大切ですね。

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