mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

早気についての②

まず聞き及んできた理由を挙げていきますが、ただし私の主観が入っています。

早気のきっかけとして

①的中が安定して取れ出した時期

②押手や勝手が会で負ける感覚

③いわゆるただ矢束

④引き分けに時間を費やし過ぎ

⑤会の納まりが悪く手先の力で張る

⑥息が詰まる

などが主に考えられます。

状態的に会を保てない場合と会でする事が無いの二つに大別出来ると思います。前者は上記の②④⑤⑥が疑わしく、後者は①③が疑わしいでしょう。

それも経験の浅い間に早気の扉を開いてしまうと考えています。

力の使い方や使う部分と配分があまり理解出来ていない事が原因の中心で、更に会を充実させて離れに向かう手段も理解出来ていないと思います。この二つが運悪く重なってしまうと治すのは非常に難しいでしょう。

主観的で感覚的な見方ですが、中りを覚えてきた時に中る事が優先され現状維持になりポンポン離してしまい、ポンポン中れば早気にならない方が返って不思議に思えます。

これは大病でも悪癖でもなく悪い習慣です。生活習慣病と同じ様な物です。やはり病気ですが、大病ではなく治療が可能ですね。ここで本来の中るだけでは駄目だとなります。

正射は安定して中る方法論と言えるでしょう。昇段を望まなければ早気で中て続ければそれなりに楽しめます。しかし正射を手にする事と早気で中て続ける事のどちらも同じように難しいです。

では早気を治すにはどうした手段が有るのか?です。「離す為に引かない」で取り敢えず会に入って下さい。会は終点ではありません。弓を構えたら会にスッと引いて下さい。特に引き分けは一息に引いてみましょう。いつものリズムを崩して下さい。極端に引き分けに時間を掛けない事です。いつものリズムに乗って引いても結果は同じと意識して下さい。

細かな原因はまた次回に。

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