mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

一応早気についてのまとめ

まず押手を突っ張らない事です。次に射位に就く前に射の流れを確認しておきましょう。取り敢えず打ち起こして感覚的に弓を引く事を止めます。人の脳は錯覚もするし予測もします。今までの習慣を破り新しい事を定着させるには時間が要ります。要は「いつもの通り」を変えてやれば脳は安心します。

正直な話し「ちょっとずつ」は無理だと思えます。一秒一秒会を伸ばして行くような修正では難しいでしょう。例えば「会は最低限六秒」と念仏のように心で唱えながら引きます。橫で数えてもらってもスイッチの位置が変わるだけで改善しないでしょう。「巻き藁では持てるのに的前だと持てない」なんて呟くことも止めます。自分で負の内容を脳に覚えさせてはいけません。マイナス思考の積み重ねで起こる早気は多いです。言葉を変えれば習慣も変わります。これは弓道に限った事ではありません。

「早気で困ってます」→「今中っても駄目なんで会を持つ努力をしています」。「数えて頂かなくても大丈夫です。自分で心の中で数えています」等日頃の言葉はプラスの言葉に変えて脳に覚えさせて下さい。

実は危険回避にも言葉を選べばプラスになります。「危ない」と声を掛けてあげることは大切ですが、具体的に言うと更に良いです。「車が来たよ」と言えば前は見えるので後ろから来た事は想像付くでしょう。「矢が」と言えばほとんどの人は射位側を見るでしょう。「逃げろ」も同じです。「高い所に逃げろ」「とにかく遠くに逃げろ」「物陰に隠れろ」などと取るべき行動が解る方が良いでしょう。反復練習は有効ですが、早気を繰り返す事は止めたいですね。射位では一本目で早く離してしまったなら三本持って帰る位の気概が必要です。試合でも同じです。その立ちは捨ててでも早気を治すことの方がその引き手にとっては重要ですね。そもそも治す意思を高める事が第一歩でしょう。学生の間は試合に出せないと考えます。人数が揃わなくても出ない覚悟を決めて下さい。そこで「出れなくてもいいや」となるなら、そもそも早気を軽く見ている結果です。本当に治したい、治してやりたいならの話しになりますが・・・。

言葉を変えるだけなら意識するだけなので簡単です。

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