mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

心技体や三位一体など

人間の日常動作の中で経験に依る無意識的な動作は95%位占めているらしいです。これは脳と動作の関係を研究する専門家から聞いた内容で、私の個人的な見解ではありません。新しい動作を頭で考えて脳が指令する割合は動作全体の5%位だそうです。新しい動作が身に付いて無意識的になると出来る動作も増えるので、比率はだいたい同じでしょう。つまり私達は弓を引く事を覚える練習ではこの5%位中で四苦八苦している状態という事になります。その場しのぎに頭で考えて引けないと言ってきた根拠はこんな感じで、まだ定着していない動作は同じ事を繰り返せません。三分の一の身体については、正しいと思う引き方を続けていく事で、必要な筋力や姿勢が身に付くと考えられます。無意識的な動作や反射の中には呼吸や姿勢、基本体、基本動作が含まれるので、弓道に沿うように改善する必要があります。

単純計算すると、3分の1が精神、身体造りも3分の1として技に含まれる5%の考える動作は全体の3分の1の更に20分の1という僅かな範囲です。

つまり全体から見ると、ああでもないこうでもないと弓を引く練習はほんの一部分です。気持ちの面と日常の動作に目を向けて弓道は修練します。その上で技術を身に付ける感覚が必要です。

頭で考える動作に頼って的中を望んでもなかなかうまくいかないという結果は特別にはならないでしょう。

弓道に特別な技術が多くはないと考えてから練習方法を組み立ててください。日頃の姿勢が良くなると、弓道にも大きな影響が得られるでしょう。手の内や取懸けが重要で無いとは言えませんが、手の内や離れだけの練習よりも、まず根本的な基礎に目を向けましょう。

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