親指の向きから見た手の内(両手)
まず右手は、会で弦溝を床と垂直にするので親指の爪は当然背中側で自分が見える向きです。弓構えの時はだいたい爪が前下斜め左に45度です。親指自体もこれに従い的に向けません。したがって打ち起こした時は前上斜め左に45度と考えて弓構えのまま打ち起こします。そのままでも引き分けに入ると親指は弓力に依って段々的に向かって引かれていきます。引き分けに入る時に自ら右手を動かす時に筈溢れが落ちる事が有るので気を付けましょう。
左はどうでしょうか。まずは手の内に向ける意識と同じ位均等に右手にも気を配れている前提で進めます。爪は真上に向けずに脇正面へ少し傾いています。握りに親指の側面を押し付けて起こす事は、単純に的方向と異なる左に向ける動きなのでお勧めしません。
ここまでをよく検討して構えてください。手の内も取懸けも途中で色々動かしても良い事はありません。