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未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

骨格の仕組みで弓道と関係する事③弓道での温故知新

男女で骨盤と大腿骨の繋がり方は違うらしいです。これは人体の元々の構造上の違いで変える事は出来ません。

それが理由で女性は胴造りを特に気を付けなくても普通に立っていれば良いという事らしいのですが実際には性別に問わず胴造りは大切な事の一つとして指導されるでしょう。しかし、身体の仕組みがそうならば、利用するのも大切です。私が認識している個人的な感じで言うと、若い女性や女学生は膝を締めている人が多いのではないかとなりますが、どうですか?

経験を重ねた人は自然体の考え方にも変化が有って、あまりきつくひかがみを締めていない様に感じます。選択権は本人に有るので、良し悪しの問題では無いと思っています。胴造りも始めは力み、段々と余分な力を抜いて効率よく立てる様になるのかもしれません。

私自身は射法八節全般は力を極力使わない方向で考えて、足りなければ足していく考えの方がしっくりきます。

要は、引き分けで弓に引っ張られて重心の移動が激しくなったり、ぐらぐらしたりしなければ胴造りは良いと考えています。

根底にある意識としては、身体を楽に構えた方が動きに対応しやすいだろうし、むやみに力まずに引けると考える方が正しそうだと思っています。

現代の弓道に関する本は、どちらかと言うと、技術面に偏りが感じられます。上に飛ぶ時はこうしたら良いとか、こうなったらこうしたら良いとか、癖を見に付けたときの対処の仕方が多く、逆にそういう内容にしないと弓道教本と内容が被ってしまうので弓道教本以外は要らないかなと考えてしまいます。本来は癖を付けないために正しく引く方法を勉強すべきで、前に飛ぶからや後ろに飛ぶ時はなどと離した矢を的に中てる方法では無くて、目で見ている所に矢が飛ばせる様に練習するべきでしょう。とは言っても癖は必ず付くものなので、そういう教科書も必要になるかもしれません。

胴造りは動かない様に固めると考えるよりも、弓の力と均衡が取れたら動かないと考える方が正しいと思っています。骨で射るとか骨法と言うと難しい事と聞こえがちですが、骨が有るべき位置に正しく有れば良いので、難しく考えるのは避けたいですね。

基本はそれ自体難しいのでは無くて、自分の主観や考えの偏りが難しくしてしまうのだとの思いを常に持ちたいですね。

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