mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

学生弓道時代で良かった事三つ目

胴造りで「ひさこ腹」に凝っていた時期があります。お腹を楽にして骨盤を立てる方法です。今とはほぼ真逆ですが、何かで知識を仕入れて昔はこうだったらしいと思い実践してました。自分なりに安定して、これが合うかもと思って長く取り入れていました。腰が折れて臍が下に向き、胸が張り過ぎるのを避ける目的が有った様に憶えています。確かに身体の反りは抑えられるし、腿の後ろを締めやすかったです。但し、下半身は力んでいます。良い点は前に重心が移動しにくい事です。胸を張り過ぎる人や重心が前に行きやすい人には有効だと思っています。始めは胸を楽にする事が難しい事もあって、背中を意識する為に経験する事も意味が有ったと思っています。現在は自然体を意識して、引く前からどこも力まない事と、打ち起こしで縦線の意識を持つ事を大切にして引こうとした結果止めてます。その当時は固める胴造りが都合良かったので無駄には思っていません。弓は身体の前にある事と、引くと弓が力を持つ事を考えると、身体が前にいかない様に気を付ける事は有効だと思っているので、始めは採用しても結果的に良かったと考えています。手先が力む間は下半身も力む段階を通って現在の楽な胴造りに慣れていくという段階を踏む練習は人によっては有効だと今も考えています。全体のバランスを取る事は大事で上半身が力むのに下半身はただ立っているだけという状態はどうなんだろうという思いです。但し、着物を来た県外の先生にこの引き方もダメ押しされました。その方は今範士になられています。全日本弓道連盟の引き方とはかなり違った様ですね。

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