mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

骨格の仕組みで弓道と関係する事⑤

手の指で小指と薬指が連動する事で薬指と中指も連動する。小指と薬指を強く握るほど中指も曲がるべき方に曲がる。中指が先に曲がっても人差し指の自由は守られている。親指は他の指とは独自に動かせる。指の関係性はこんな感じです。仮に小指よりも薬指を先に曲げても小指にはさほど影響しません。

剣道では経験が長い程に小指の握力が強くなるらしいですね。

弓道の取り懸けでは、引く時に勝手の小指を締めると中指が自然に曲がる事の利用は一度は考えてみる価値が有るでしょう。

押手の手の内なら、親指と中指の先を離さない基本が有るので、中指の使い方が深く関わる事も検討してみる価値が有るでしょう。人差し指は曲げても伸ばしても良いと有るので、人差し指と親指は指自体よりも付け根や虎口の使い方が大切になるのかなと考えてみるのが自然なのかもしれません。

小指を締めると薬指と中指まで関係するので、射法に依ってはそこを利用されるのでしょう。

いずれにしても人差し指と親指と三指という括りはもっともらしいと考えられるでしょう。

中指に人差し指は添えるというのも両手の手の内には大切なのかもしれませんね。

押手の手の内では人差し指の付け根と親指の付け根で弓を受けるか挟むかで考え方は別れる所だと思われます。挟まないにしても、虎口が弓力を受けると、弓の握りが虎口を押した結果で挟んだ形と似た見た目にはなります。

したがって、基本に準ずるとするならば、人差し指は手の甲に力が入り過ぎない事が最善で姿は敢えて決めないで曲げても伸ばしても良い、また親指と中指は常に繋がるべきで、薬指の力が先に働くと三指がバラバラになりそうだとも言い換えられるでしょう。

手の内は手の内側の働きだと文字通り考えると、内圧が大事になるでしょう。握りに当てる角度を決めて(大三で腕を伸ばした目付け節を押す角度)、引き分けで段々高くなる内圧を手の内の指が握らない事で少し下げて行く様にしています。親指の左側面が握り皮にべったり付かない様に親指の向きを脇正面に開くのはこれが理由と考えています。離れで親指が背中側に振れない様に保つのも親指の向きが関係すると考えています。私から見ると、大三で的に押そうとする人は残身(心)での親指の向きへと引き分け、会までで既になっている場合が多いと思っています。そうなると弓自体も弓返りしようとするので、手首を左に振るリスクは大きくなるでしょう。この辺りが手の内の難しい所です。手の内の内圧と弓自体の回転しようとする動き、弦の戻り、矢摺り籐の右角が矢筋を邪魔しない動きなど総合的なバランスが要求される手の内はやはり時間が掛かる物なのでしょうね。手や顔や髪、腕を払う人はやはり大三で的に押す意識を弓に押すと基本に帰る時も大事にしたいですね。

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