mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

残身(心)から逆算して考える事③

勝手でいくつか考えてみます。

気になる事を挙げると、離れで肘が落ちる事、指が開く事、残身(心)の手の平の向きがどうあるべきかという事、腕を開く角度等です。

肘が落ちる事に関わる物として、肘で離す事を避ける方が意図的にならなくて済む様に考えてきました。腕を開くだけというイメージで離しても自然に肘は動くので、押手の残身(心)と似た感じが有るでしょう。「離す」とは言っても指や肘を使うと自然な残身(心)にならないと考えています。会のまま腕を開くと離れていくというイメージが大事です。素直に離れれば肘が腕の動きを助けてくれると言った方が良いかもしれません。

次に指は自ら開かなくても弦に依って強制的に開かれるから、残身(心)は取り懸けたままに近い状態です。意図的に離すとしても指の意識が強くなる程突き離れが顕著に見えるかもしれません。昔先輩に「カケを見せて」と言われた時には、竪帽子の弦溝から先に向けて真っ直ぐに擦った後が付いているか確認された経験が有ります。弦に触らじとは言っても帽子の腹を摺ることは大丈夫みたいです。

手の平の向きは射法八節の図と同じで構わないでしょう。脇正面から手の平は見えています。色々探してみても手の平が下に向くと言われた方は斜面の稲垣源四郎先生以外はっきりしません。よう見つけないので射法八節の図に習ってる次第です。

腕を開く角度は140度前後位なのかなと思っています。180度までピンと伸ばすとどうしてもわざとらしく見てしまいます。いくら大離れが流行りと言っても、明らかな大の字離れはやり過ぎでしょう。力んだ残身(心)になります。

こんな感じですが、進歩の段階に依っては180度まで開く練習をする時期が有っても良いかもしれません。ただ実際に会の反動で弓力に見合った残身(心)とするならば、経験の浅く弓力が弱いうちから180度になると問題が残りそうで、癖が付いてしまうかもしれません。弓道の難しい所は、一旦付いた癖は中々直らないという事でしょう。ここでも射法八節と照らし合わせて考えたいですね。

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