mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

形は結果と思って、形から入る

「手の内」のコツであって「秘訣」ではありませんので注意して下さい。人に依っては正しい手の内とも言えない物もあるでしょう。自分に合うかも?位の検討する材料として見て下さい。手の内を見せないとか手の内を明かさないとか言いますが、そもそも手の内が独自の感覚である性質上から、伝える限界が当然あり100%伝える事は無理です。

①親指重視を止める。これが最初に意識する事です。角見や親指の使い方を中心にすると肩甲骨の位置が不安定になります。親指で弓は支えられません。

②手の内は弓構えで整えたまま打ち起こしたら考えない。後は弓に真っ直ぐ向けるだけで引き分けで意図して動かさない様に残身(心)まで終える。

③引き分けや会で手の内は的に押さない。終始弓を押す。

④弓は捻らない。弓構えが上手くいっていれば自然に捻りが起こる。

⑤中指で狙う。三指は揃え過ぎない。爪揃えをするなら指先だけにする。

⑥手の内が力むと残身(心)での手首は上や左に暴れる。

⑦矢が下に着く時には人差し指の力を抜くか、地面と水平にする。

⑧手首を下に向けると上押しは掛からない。上押しは手の内の中だけで起こる現象。

⑨形で言うなら左右の指を文字通り均等(同じ)にする。

ここで手の内を考える方向を少しだけ記してみます。それは、弓道は始めに形から習う場合が多いでしょう。見た目は同じ様に見えても、違う動きや働きをしている場合が多いと思って下さい。「ここをこう使って引くと結果こうなるんだ」と言えるのが形です。なので、「ここはこうしなさい」と指導したり、指導を受けたりしても出来ない場合が多くなります。例えば、「人差し指を下に向けてはいけない」や「親指と中指の先を離してはいけない」または「握ってはいけない」など色々言われるのは何故か?を指導者は伝え、指導される側も考えないと、形を真似ただけに終わってしまうでしょう。

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